レイコとシンジ-罪と罰-前編- 5
5時間目の授業の間、慎治たちは未だ屈辱に震えていた。流石に教室におしっこの臭いを漂わせられては迷惑、ということで口をゆすぎ、顔を洗うことは許されたものの全身に浸み込んでいる汚辱の味はそんなもので消えはしない。授業など、先生が何を言っているかなどまったく頭に入らないでいる内に、あっという間に5時間目が終了し10分休憩となった。チャイムが鳴り、教師が退室するや否や玲子が、そしてクラス中の女の子が立ち上がった。「さあ慎治、トイレ行くよ!」「え、ええっそ、そんな、ま、またなのおおおっ!?!?」「当たり前でしょ、無期公衆便所の刑、全ての休み時間、慎治はトイレになる、て判決したでしょ?当然この休みもトイレに決まってるじゃない、ほらさっさと立ちなさい!」「慎治、慎治も当然、速攻便器よ。全く二人とも余計な手間かけさせないでよね、休み時間になったら何も言われなくてもさっさとトイレにダッシュして、誰かがおしっこしに来るのを待ってなさいよね!」あ、あああ・・・10分休み、その僅かといえば僅かな時間に慎治たちはそれぞれクラスメート二人ずつのトイレにされた。
そして6時間目、悪夢だ、これは悪い夢だ、なんでまたおしっこを飲まされたんだ・・・慎治たちが現実を直視できずにいる間にあっという間に授業は終わり担任の夕礼も終了、後は生徒だけのホームルームとなった。あ、あああ・・・呆然と座り込んでいる慎治たちを尻目に、礼子がホームルームの開始を告げた。通常の連絡事項等を淡々とこなし、一呼吸置いて礼子が宣言する。「以上、他に何かありますか?・・・何もないですね、では最後に神崎さん、矢作慎治と川内慎治、二人の公衆便所刑受刑者が今日どれだけ溢したか、および懲戒の鞭打刑執行回数を発表して下さい。」「ハイ、では発表します。」富美代がトイレから回収した二冊のノートを手に発表する。「矢作慎治、L2回、M1回につき計8発、川内慎治、L3回につき計9発、懲戒として鞭を受けなければなりません!」「ハイ、分かりました。では両名、前に出なさい、本日分の懲戒として、鞭打刑を執行します。」「ヒイッ、イヤアアアッ!」「ひ、ひでえ、ひどすぎるうううっ!」泣き喚く慎治たちを富美代と朝子が素早く取り押さえ、教壇に引き立てる。「ほら慎治、しっかり自分で立ちなさい、手間かけさせないの、ちゃんと立たないと、礼子の後で私も引っ叩くよ!」富美代の一言は効果抜群だった。教壇を抱きかかえるように、うつぶせになって皆に尻を向ける慎治のズボンとパンツを富美代が一気に引き下ろす。「キャアッ、きったなーい!」「もう慎治、そんなばっちいお尻こっちに向けないでよ!」「やだ、なんか臭いんじゃない、あんた!ちゃんと洗ってるの!?」笑い転げながら嘲るクラス中の女の子の嘲笑に、慎治は顔から火が出る思いで必死で耐えている。その顔をグイッと礼子がこじ上げる。「さあ慎治、刑を執行するわよ。」カチャカチャ、と聞きなれた音を立てながら手馴れた仕草で礼子はベルトのバックルを外し、シュルッとウエストから引き抜いて両手に構える。礼子の手の中でベルトが、服飾品が一瞬にして鞭に、拷問具に変化する。「さあ逝くよ、ハイッ!」ピシーン、パシーン・・・礼子の鞭の音が教室中に響く。8発打ち据えられた慎治が引き下ろされると、次いで慎治が引き立てられる。同じくベルトを構えた玲子が9発打ち据える。刑の執行が終わった時、慎治たちは剥き出しの尻、未だ鞭の余韻が残る尻を抑えながら床に転がり、屈辱と苦痛に咽び泣いていた。そんな慎治たちを呆れたように玲子は見下ろしていた。「全く大袈裟なんだからもう!たった9発、しかもベルトじゃない?今更慎治たちにはこんな程度の鞭なんて、ほんのお遊びみたいなもんでしょ?本当は全然痛くなんかないくせに大袈裟に泣いちゃったりして!」礼子も大きく頷く。「ほんとよね。こんな程度でメソメソ泣いて辛いフリするんだからねえ、全くもう!まだまだ反省が足りないみたいね・・・まあいいわ、二人とも公衆便所の刑は無期だからね、ゆっくりとその腐った根性、叩きなおしてやるわよ。さあみんな、こんな連中にいつまでも付きあってられないわよね、部活もあるし、解散しよう!」礼子の閉会宣言でクラスメートは三々五々、部活に、或いは帰宅の途につく。ほぼ全員が教室を後にしても、慎治たちは未だ泣いていた。そんな慎治たちに構わず、礼子もさっさと自分の机を片付け、帰り支度を整えると未だ泣いている慎治の頭を踏み付ける。「じゃあね慎治、明日は一日フルにみんなのトイレにしてもらうのよ。ちゃんと早く来なさいよ、朝一は私のトイレにしてあげるからね。楽しみにしてなさいね。アハハ、アハハハハッ!じゃあね、泣き虫便器ちゃん、ま・た・あ・し・た、ペッ!」口中一杯にたっぷりと溜めた唾を思いっきり吐き掛けると、礼子は慎治たちを残したまま笑いながら富美代たちと一緒に帰っていく。教室の電気も消し、薄暗くなった教室で惨めにすすり泣く慎治たちにはもう一瞥もくれずに、礼子たちは帰っていった。
