レイコとシンジ-豚の戦記-前編- 5

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礼子は冷たい笑みを浮べながら心美の髪を掴み、玲子の足から引き離した。心美の太い体とは不釣合いに小さい手が宙を泳いだ。「心美、いい加減、よく分かったと思うんだけどね、私、心美のことは大っ嫌いなの。幸い、ここには玲子以外、誰もいないわ。だったら、自分がどういう目に合わされるか、いくら馬鹿な心美でも分かるわよね?」慎治たちの伏目がちの視線が自分を見るのが分かった。ああ、可哀相に・・・お仲間の登場か・・・お前も一緒に鞭打たれるんだな・・礼子は無表情に言葉を紡いだ。「そう。二人共、慎治たちと一緒。私たちの鞭をたっぷりと味わってもらうからね。もういい加減、覚悟は出来てるんでしょ?」礼子の言葉はココタマにとってまさに死刑宣告のものだった。そ、そんな・・・鞭だなんて・・・奄セけは聞いていた慎治たちの苦悶が我が身にも降りかかろうとしていた。いや・・・そ、それだけは・・・必死で救いを求める魂美の視線が玲子とクロスした。お、おねがい・・・たすけて・・玲子の絵図通りだった。馬鹿ね。魂美ったら。まだ、私の絵図って、気が付かないんかしら・・・ま、いいけどね。別に魂美を苛めるのが目的じゃないんだから。敢えて魂美を無視しながら玲子は心美に離しかけた。「心美、助けて欲しい?礼子のあの鞭は嫌?」「お、おねがい・・・なんでも・・・なんでもする、しま、しますから・・・た、たたたすけて・・!!」「ふーん、そんなに苛められるのって嫌なのかしらね。私には一生分からないと思うけど、ま、いいか。予定通りだからね。「じゃ、心美、いいわ。あの鞭は許してあげる。その代わり、二人とも少しそこに正座して見てなさい。慎治たちが鞭で引っ叩かれるのをね!」ひっ・・・そ、そんな・・・今日はココタマを苛める日じゃなかったの!!!恐怖に口を金魚のようにパクパクさせる慎治たちを尻目に玲子はバッグから自分と礼子の鞭を取り出した。慎治たちにとってお馴染みの一本鞭だった。

「さあ慎治、さっさと構えなさい!」ビシッと礼子の鞭が床を打った。そ、そんな・・・やべ・ギエッ!!必死で哀願する慎治に横殴りで鞭が襲い掛かり、床に叩き伏せた。「慎治、さっさと構えなさい!一秒につき一発ずつ余計に引っ叩くわよ!」ひっ、そ、そんな・・・一発でもいい、少しでも鞭打たれる数を減らしたい・・・慎治たちは大慌てで礼子たちに向かって土下座した。慎治の床にぴったり伏せた目の先に玲子の白い上履きが見えた。「そうそう。もう今まで引っ叩かれたの、1000や2000じゃきかないでしょ?もう鞭にも慣れたもんでしょ?」とんでもなかった。鞭の激痛と恐怖は何度受けても決して慣れるものではなかった。鞭打つ側の玲子たちは最初に比べて格段に鞭の腕前があがっていた。どんな場所にでも自在に鞭を当てられた。強弱も、苦痛の度合いも、正確にコントロールできた。鞭打つ、絡める、引きずり倒す・・・なんでも自由自在だった。皮膚を切り裂き流血に塗れさせるのも、ヒットポイントを集中させ、青黒くなるまで内出血させて内臓まで熱くなるような苦痛にうめかせるのも意のままだった。視聴覚室で多少狭かろうがなんだろうが、慎治たちを自由に逃げさせながらでも、自由自在に慎治たちを鞭打つ事など、朝飯前だった。慎治たちを土下座させているのは別に、鞭打ちやすくするためではない。ココタマに鞭の威力を見せ付けるためだった。「魂美、こっちに来て。心美は礼子の方ね。」ココタマをそれぞれ、自分たちの足元に正座させた。OK。準備完了ね。IT'S SHOW TIME!ヒュンッ・・玲子の鞭が宙を切り裂き、慎治の背中を襲った。「ひびえっ!!」慎治の悲鳴が消えやらぬ内に玲子の返す鞭が宙を八の字に切り裂き、慎治の背中を反対から襲った。視聴覚室は二本の鞭が宙を切り裂く音と慎治たちが上げる悲鳴とに包まれた。慎治たちの背中が見る見るうちに真っ赤に染められ、無残に腫れ上がっていく。教室で見る苛めのシーンとは桁が違う。本物の拷問に心美は思わず下を向いて目をつぶり、耳を抑えてしまった。「心美、ちゃんと目を開けてしっかり見なさい!今度目つぶったら、心美を引っ叩くよ!」ひっ・・わ、わたしが引っ叩かれる・・・それだけはいや!!!

自分が打たれたわけでもないのに、恐怖で涙を流しながら心美は顔を上げた。その顎を礼子がグイッと折り畳んだ鞭でこずき上げた。「そうそう。ちゃんと見てるのよ。自分が鞭打たれたくなかったらね!さあ慎治、続きを行くわよ!そらっ!」礼子たちは狂ったように鞭を打ち続けた。自分を虐待するクラスメートの女の子の前に慎治たちは土下座させられている。必死で土下座し、鞭に呻吟している。だが、間断なく降り注ぐ鞭の威力に潰されるように二人は相次いで土下座を崩し、床に崩れ落ちた。だが礼子たちの鞭は一切構わずに放たれつづけた。激痛に絶叫しながら床をのたうち回る二人を的確に苛めつけながら。ココタマにとって永遠と思える時間が流れていった。実際にはほんの10分程度だったのだが。礼子たちがひとしきり鞭を楽しみ終えた後の状況は悲惨、としか言いようがなかった。丸めた鞭を手に余韻を楽しんでいる礼子たちの足元で慎治たちは立ち上がる気力もなく、未だ引かない、ひりつくような疼痛に身体を震わせながらすすり泣いていた。支配者と隷属者。勝者と敗者。余りに分かれた絵図だった。そして自分たちは・・・礼子たちがこれだ終わりにしてくれるとは思えなかった。私たちはどうされるの???や、いや・・・鞭だけは。あの鞭だけはいや・・・ついさっきまでは鞭が嫌、と言ってもココタマは鞭など見たこともない。鞭の痛みなど想像もつかない。単にとても痛いんだろうな、と頭で思っていただけだった。だが、今は違う。散々慎治たちが鞭打たれるところを、二人が立ち上がることさえ出来無いほど打ちのめされるのをたっぷりと見せ付けられていた。しかも、自分の目の前で。鞭の音もたっぷりと聞いた。い、いや・・・あんなめにだけは会いたくない・・・

「さあ二人とも、待たせたわね。次は・・・あなたたちの番よ。」右手に束ねた鞭で軽く左手をピシャピシャ叩きながら礼子が近づいてきた。「そ、そんな!!!や、約束がちが・・ヒッ!」ピシッと心美のすぐ横の床が鳴った。「心美、二人とも今すぐその安物の下着を上も下も脱いで裸になりなさい!今すぐ手を動かさなかったら・・・分かるわね?」ひ、ひどい・・・あんまりよ・・・半べそをかきながら二人は下着を脱いだ。醜く太った二人の裸身が曝け出された。「醜い体ね・・・こんなの叩いたら私の鞭が腐っちゃわないかしら?まあ、いいわ。さあ心美、前振りはそろそろおしまい。二人とも、いよいよ鞭の味を覚える時がきたわね!」や、いやーっーっーっ!!!む、鞭だけは、鞭だけはいやーーーー!!!心美は必死で礼子の足元から転げるように逃げ、傍らでニヤニヤしている玲子の足にすがりついた。「い、い、いやいやいやーーー!!き、霧島さん、、、お、お願い・・・さっき約束してくれたでしょ?大人しく矢作君たちが引っ叩かれるのを見てれば、鞭は許してくれるって・・・お、お願い、、、私たち、言われたとおりにしたじゃない!!!」玲子の顔に悪魔のような壮絶な微笑が浮かんだ。「そうね。そう言えば私、約束したわよね。心美、安心して。約束は守ってあげるわ。あの鞭は許してあげる。あんな鞭で心美が引っ叩かれることはないから。安心していいわよ。」ココタマがほっとした一瞬、魂美の背に冷たい戦慄が走った。ま、まさか・・・あの鞭?・・・だがそこから先は口に出来なかった。恐ろしい想像だった。そしておそらく、それは紛れもない現実になることは確実だった。「あら、魂美は少し頭がいいようね。そ。私、約束通り、あなたたちを慎治と一緒の鞭なんかじゃ引っ叩かないから安心して。あなたたち用の鞭はちゃんと別に用意してあるから大丈夫。これよ!」玲子はバッグを再び開けると中に手を突っ込んだ。そして・・・中から二本の乗馬鞭を取り出した。「さあ、これで引っ叩いてあげるわ!」「そ、そんなう、うそつき!!!・・・や、約束がちがう!!!」叫んだ魂美の横っ面を玲子は思いっきり張り飛ばした。「嘘つきだなんて人聞きが悪いわね。私は確かに約束したわよ。大人しく拷問見学すれば、礼子のあの鞭で引っ叩かれるのから助けてあげるってね。約束は守るわよ?礼子の一本鞭で引っ叩かれるのからは助けてあげるわ。でも、この乗馬鞭で引っ叩かないなんて、私一言も言ってないわよ?ねえ礼子、私、嘘なんかついてないよね?」「本当よ。玲子はきっちり、言ったことは守ったじゃん?それを嘘つきだなんて魂美ったらほんと、相変わらず失礼なんだから・・・これだけでも、鞭をご馳走するのに十分すぎる理由になるよね?」「でしょ?魂美、いくら私が礼子より優しいからって、図に乗りすぎじゃない?嘘つきだなんて、あんまりじゃない?恩を仇で返すとはこのことね。自分の吐いた言葉には責任取ってもらうわよ。報いは・・・も・ち・ろ・ん・・・鞭よ!!!」死刑宣告に泣き喚く魂美の髪を礼子がいきなり掴み、有無を言わさず片腕をきっちり極めながら机に魂美を押さえつけた。と、そのまま礼子は魂美の髪と腕を抑えながら机に腹ばいにされ、尻を突き出した魂美の背中にどすんと横座りに座った。ひびえっっっゆ。ゆ゛るじで・・・上半身を完全に固定され、自由になる足を必死でばたつかせる魂美の尻を玲子がゆっくり、乗馬鞭で撫でた。

「こんなに足バタされたんじゃ邪魔ね。慎治、二人で足を抑えてちょうだい!」漸く鞭の激痛が薄れつつあった慎治たちは玲子の命令に電気で打たれたように飛び起き、魂美の両足にそれぞれしがみついた。「やっやだっっっ矢作君も川内君もなんで!!!なんで霧島さんを手伝うのよ???やだーっっっ!やめてよしてはなしてよーっっっ!!」「お、お願い、魂美さん、お、大人しくして・・・玲子さんには・・・逆らえないんだよ・・・」消え入りそうな声で慎治は呟きながら魂美の太い足にしがみつき続けた。「そうそう。これで大分、仕事がしやすくなったわ。さ、魂美、覚悟はいいわね?」玲子は鞭の先端で二、三回ゆっくりと魂美の尻を撫でると、すっと鞭を持ち上げた。ヒュンッ・・・ピシッ・・・魂美の尻に焼け火箸を押し付けられたような激痛が走った。「ぎぎびぇぇぇっっっ」「あはは、魂美、何言ってるのか分からないよ?ほら次よ?」ヒュンッ・・・ピシッ・・・痛い。月並みだが、それしか表現のしようがない感覚だった。痛い。全身に感じるのはただただその感覚だけ。人体で最も感覚が鈍いはずの尻なのに。痛い、というのがどういう感覚か、魂美は頭ではなく、体に刷り込まれていった。余りの痛さに小便を洩らしそうなほどだった。ビシッ・・・三発目が炸裂した。い、いたい・・・こんなに痛いものが世の中にあるとは信じられなかった。気絶しないのが不思議な位だった。「いいわよ、放してやって。」礼子が腰を上げると魂美はそのまま机から床に転げおちた。「ううっ・・い・い・いたい・・・痛いよ・・・ママ・・」鞭打たれた尻に両手を当て、魂美は床を転げ回っていた。痛みはいつまでも引かなかった。床をのた打ち回る魂美を見下ろしながら、今度は礼子が鞭を握った。「さあ心美、今度はあなたの番よ!」ひっっっっ!!心美は必死で逃げようとした。だが逃げられなかった。玲子の動きが素早かったわけじゃない。あまりの恐怖に足がすくみ、半分腰がぬけてしまっていたのだ。「あらあら心美は随分覚悟がいいわね。そうそう。そうやって手間をかけさせない方が賢明よ。」玲子が笑いながら心美を机に押さえつけ、背中に座り込んだ。「ほら慎治、ぼけっとしないでさっさと足をおさえなさい!いちいち言われないとわかんないの?このボケナス!」ぺっと唾を吐きかけられた慎治たちが大慌てで心美の足にしがみついた。「OK。さあ心美、たっぷりと鞭の味を教えてあげるわね。」礼子がピシャピシャと軽く尻を叩いた。ひっ・・・余りの恐怖に声も出ずにただ震えている心美の尻からスッと鞭が離れた。と、次の瞬間、心美の尻に電流が走った。「ひ、ひびぇえええ!!!」今まで静かだったのが嘘のように心美の口から甲高い絶叫が搾り出された。「アハッ!いい声じゃん!最高!」礼子にとって犠牲者の悲鳴を聞くのは最高の楽しみだった。「ほら次いくわよ!そら!」ヒュンッと空を切る音と同時に再び心美の尻が打ち鳴らされた。「や、やだ・・・」「なに泣いてるのよ!ほらまだよ!」ビシッ・・・みたび、鞭が振り下ろされた。「あ、あヴーーー・・・」玲子が尻をどけると魂美同様、心美も床に転げ落ちて余りの痛みに暫く、床を転げ回っていた。

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