Fuuさんの作品

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鞭をうった瞬間でも、ヒールが触れた瞬間でも、私はいつも彼に触れた瞬間から調教をはじめることにしていた。触れた瞬間に、筋肉を少しだけこわばらせて、いままでの調教を思い出す。そして自分にひとこと、私は何をの望んでいるの?

最初に彼が平伏したとき、私の黒いハイヒールを彼の頭にのせて、ヒールの部分で彼の額のあたりにふれてみた。少し右の方へ力を入れてみると、彼は右の方へ傾いた。左の方へ力を入れると彼は右の方へ傾いた。

右や左へ簡単にゆれる彼。

左手で、そっとゆっくりと彼のほほをさすりながら、「もっとしっかり平伏すこともできないの」と鞭を振った。苦痛の顔が見えた瞬間、また左手でかれのほほをさすってあげる。今度は彼を立たせて、両手で彼のほほをさすってあげる。安心して顔が赤るんだ瞬間に腹に蹴りを数発いれる。

昔は、彼に会った瞬間からこれからの調教の流れをすべて想像することができた。いつもいつも、彼には未知の世界、未知の愛を見せて、そのかわり、彼は歯を食いしばって私についてきた。そのついてくる彼をみてさらなる苦痛と一体となった愛を彼に与えることができた。彼がついてくることが分かっていたから、私も前を走ることができた。

最初は必死についてくる彼がかわいい。でも、数カ月も必死についてくる彼をみていたら、彼が哀れに思えてくきた。可愛い、でもあわれで、私のどこかが悲しい。こころのどこかが鈍重で動かなくて泣いている。私のコントロールの及ばないところに、こころがいってしまった。

彼を仰向けに縛って動けないようにした。まず、両手で彼の耳にふれた。そして私の舌で彼の耳にふれてみた。まずはそっと、そして耳の全体に強くころがしてみた。舌が耳の穴に深く入ったとき、彼の脳にまで舌がとどけば、彼を見るとなんで悲しく感じるのかが分かるように思えた。

そして私は、下着をすべて脱いで彼の顔にかぶせ、彼は何も見えないようにした。

バロック調の音楽でリズムをとりながら、下着でおおわれた彼の顔の上にまたがって、最初は、彼の髪にそって聖水をかけた、聖水が勢いをましてから、彼の体中に聖水をかけた。聖水のかからないところは、私の手や、私の股を押し付けながら聖水をぬった。

私の聖水で彼のからだ、すべてをぬり終わったら、私のこころの悲しさの下が安心感に満たされた。

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P.S. 実際と違っているなどの感想は、感謝、感謝!!! FUU


私はいつまでこの状況が続くのか考えてみた。しかし考えたところでいつも戻されてしまう。いつも何かが私をサディストへ引きづり込む。私にとって、サディストは私の快楽、快感、そして生きがえでもあるが、同時に私の逃げ場所でもあった。

私はいつも黒だけの服装。黒い革のスカート、そして黒いヒールしかはかなかった。赤い色は蝋燭だけ。

なぜか黒以外は着たくなかった、私を愛した男への鎮魂の色なのかもしれなかった。

いつ、どこで、隠れた本当の私になるのかは決まっていない。普段は、彼をまるで私の彼氏のように扱う。彼が話している途中こちらを向くとニコッと相槌をかわす。彼は安心して話しを続ける。私のちょっとしたしぐさが、彼の安堵感の中心、彼の心の中心、セフティーゾーンへの侵入を始める。

少しかれの心が開いたら、彼と腕を組んであるいてたり、彼にもたれ掛かったり。

少しずつ、そして確実に。いずれ彼の心は完全に私に対して開いてしまう。最後には、彼は私への安心感からもう戻れない愛を抱くようになり、私から離れることが考えられない盲目の愛に溺れされる。

彼が私への愛を抱くに従って、これとは逆に、私は彼への興味がなくなり、もうひとりの隠れた私が彼を欲するようになる。そして彼への興味が完全になくなった瞬間に、彼をもうひとりの隠れた私の生け贄にする。

いつ隠れたもうひとりの私へ彼を引き渡すのか決まっていない。いつも突然ひきわたすことになる。

その日、私は彼のマンションへ行った。彼のマンションの台所はしっているので、私は彼にコーヒーをだした。彼の後ろを通り過ぎようとしたとき、立ち止まって後ろから彼の首にもたれかかった。彼は、私が変わったことなど気がつくはずがなかった。彼の首筋をなめながら、彼の耳に息をふきかける。そして、彼の両腕を後ろにまわして、椅子にからませながら手錠を一気にかけた。

彼は大声で騒ぎ出す。大声でさわげばさわぐほど、私は感じることができる。私は、目をとじて、最初のエクスタシー第一波を歯に力をいれて息をとめながら深く感じる。

第一波が終わると、騒ぎ出している彼に向かって息をはきながら、彼の額に、服従のためのキスのしるしをつけてあげる。そして、いままで見せたことない、冷たいまなざしで彼に微笑みかける。彼は騒ぎ出すのはやめて、私の変化にやっと気付きはじめる。

そしていきなり、彼のほほへ数発の平手うち。

彼は私に対して何か叫ぶ、でも私は気がつかないふりして、平手うちを続ける。彼が何をいっても私には意味がないことを教えてあげる。数発連続して平手うちをすると、彼は私に対して何か叫ぶ、これをくり返していると最後には、彼は私に対して叫ぶのをあきらめて、ただ苦痛の叫びだけになっている。

私は、彼の肩に噛み付きながら、股間に手をあてて、エクスタシー第二波の大きさに、充足感を感じた。


私は、某商社の受け付け嬢だった。お見合いでも、その日の内に結婚を申し込まれたり、私は女としてゆるぎない自信をもっていた。実際に、普通の綺麗な受け付け嬢だったのだろう。しかし、ある男のせいで、私のなかに、サディスティックな自分を感じるようになった。

その男は、友人の紹介で知り合った。普通のサラリーマンというにはギラギラしたところがなく、私に媚び入ろうとする気配すら見せなかった。話しはそつがなく話しははずんだ。いままで何十人とあっても心が動かなかった私は、彼の落ち着いた表情に心をうごかされていった。

しかし、ある日、喫茶店で突然私に「あなたは、自分には無理です。自分のレベルを越えた人で、そのレベルに追い付くのが大変すぎます。失礼します。」といって店を出ていってしまった。私は、その男にとって十分すぎる女性だと思っていた。その私に、彼は一生懸命になって追い付いてくるものと思っていた。しかし、その男は拒否した。このとき始めて、自分ではどうすることもできない深い悲しみを感じた。私は、逃げ場を失ったと追い詰められたときに、ある思いが心の底から沸き上がってきた。 私に追いつけない男は、私が強制的に追いつけさせてやる。 私に追いつける男なんていないのだから、どんな手段を使っても、強制的に追いつけさせてやる。 悲しみがサディスティックな新しい自分へと変化していった。


もう十分観念した彼の服をすべて剥ぎ取り、縄で縛り上げた。足はわざと逃げられるようにして。

まず乳頭など、数カ所にクリップをつけた。そして、そのクリップに向かって鞭を振るう。彼はあまりの痛さに、這いずりまわりながら逃げようとする。そこへ鞭を。すると彼は一生懸命ドアへむかって這いずる。 しばらく、彼がドアへ行くのを見ている。彼がやっともことでドアにたどりついても、両手をしばられた彼はあけることができない。私は、にっこりと笑いながら彼にちかずく。鞭を右手にもって、左手で鞭の先を触りながら。彼の恐ろしさで満ちあふれた瞳が私の持っている鞭をみる。

「私から逃げようとした罰は重いわよ」

そう彼の期待していたとおりに、彼に思いきり鞭をふりそそぐ。鞭が大きな音をたてて、彼の胸と床にあたる。大きな音がするのと同時に、いもむしみたいに倒れこんでいる彼のうめき声が大きいほど感じた。

私が、感じれば感じるほど鞭の強さと回数が増えていく。彼の鞭からの痛みが無感覚になったらしばらくやすませる。そしてまた鞭をくり返す。

鞭が終わると、彼は私の盲目的な奴隷だった。でも、彼をアイスピックで自分をさせと言われれば自分をさせるぐらいの私の奴隷にしたかった。そのためには、まだ私を覚えることがたりない。

彼を仰向けに寝かせて、私は椅子に座りながら、足を彼の口の上にもっていった。

「まず私の足の香りを覚えなさい。」

数分間続けて、彼の鼻が慣れてきたら、私の顔を彼の顔の上にもっていき、だ液を彼の口のなかにたらす。

だ液が糸をひいて、彼の口の中におちてゆく。

「私のだ液をいまのんではだめ。わたしがいいというまで、口のなかで味わいなさい」

しばらくすると私の口のなかにだ液がたまる。そうすると、前のだ液を飲ませて、また彼の口の中にそそぐ。それがおわると、私の足を彼の口の中にいれる。足、足の指、足の甲、彼の舌が疲れてうごかなくなるまで。

舌が動かなくなると、私は下半身の下着をぬいて、彼の顔の上に立つ。そして少しずつ腰をさげる。私の臭いが彼の鼻で感じる位置でとめる。

「私の香りを嗅ぎなさい」

彼の鼻が慣れてきたら、私は、少し腰をさげて私の臭いを感じとれるようにする。そして最後は、彼の顔に私の陰部がふれる。まず鼻の上をかすめる。彼の鼻の感じが私に伝わってくる。陰部を前後にゆらして、彼の鼻が触れる微妙な感じを楽しむ。鼻がわたしのクリトリスにあたった瞬間、全体重をかけて彼の口と鼻をふさぐ。息が苦しくなりかれはもがきはじめると、彼の鼻が私のクリトリスを刺激して、口の動きが私の陰部を刺激する。彼がもがけばもがくほど、私は気持ちがいい。顔面騎乗から逃げようと、必死で頭を大きくゆらすと、私の陰部への刺激がますますつよくなる。私は刺激に耐えきれずに、息をもらす。

最後のエクスタシーの波が私を通り過ぎたとき彼は気絶した。

私は、二度ともどることがない彼の部屋を出た。彼は気絶からさめても、もう私のことを一生忘れないだろう。そして、私の香り、私の調教を思い出すたびに、私から逃れら得ないおもいが彼の心を強く圧迫するだろう。

「自分には無理です」といったあの男と逆の苦しみを彼に残して。

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