Kさんの作品2 第3章
翌日の日曜日午前10時
「おはようございます、先生」
「おはよう、悠美さん。今日から頑張りましょうね」
「はい、先生。お願いします。」
そして、その日は夕方近くまで勉強に打ち込んだ。
あゆみの教え方はとても親切で熱心であった。
途中、様子を 見に来た真由美に対しても気が散ってしまうとの理由で一歩も部屋に入れさせなかった。
そんな日々が続き、悠美の成績も今まで以上にアップし、俊之も真由美も喜んだ。
もっとも、悠美自身が一番喜び、あゆみに対する信頼も一段と増していった。
ただ、悠美には心配なことがあった。
母親からあゆみを紹介された時に見せた、あのあゆみの眼差しだった。
決して睨み付けるというものではなく、何となく吸い込まれそうな怪しげな眼差しだった。
毎回の勉強中もふと気付くとあの眼差しで悠美の方を 見つめている時があった。
(あんな目で見つめられると恥ずかしいな)
いつのまにか悠美は次第にそう思うことが多くなった
あゆみと悠美は、勉強以外のことについてもいろいろと話をしたりすることも多くなり、一人っ子の悠美としては姉が出来たようなものであった。
そんな二人を見て、俊之も真由美も良い家庭教師が出来たことに満足していた。
今日は第四土曜日、学校も休みのため悠美は、朝から勉強をすることにしていた。
両親は、懇意にしている政治家のパーティーがあると言って朝から出かけて行った。
お手伝いも一番年配の一人を残してみんな出掛けてしまっていた。
午前10時になるとあゆみがやって来た。
2階の部屋で、前回の復習から始め、一時間ほどしたところで、お手伝いがお茶とケーキを運んできたので少し休憩にすることにした。
二人はガラステーブルを挟んで座り、気分転換のために勉強以外の話をした。
「悠美さんは、彼氏がいるのかしら?」
あゆみは、悠美に聞いてみた。
「いえ、いませんけど」
「そうなの?今までに男の子とお付き会いしたことはないの?」
興味深げに聞くあゆみであった。
「はい、今まで男の子とお付き会いしたこともありませんし、お話をするような友達もいません。」
「でも、貴方ぐらいの年頃なら男の子に興味はないの?」
少し考えてから悠美は、下を 向きながら行った。
「先生、私変なんです」
「どうしたの、何が変なの。何でも言ってごらんなさい」
また、少し沈黙があった後、悠美は、思い切ったように話し始めた。
「私、ずっと女子高ばかりに通ってるでしょ。確かに男性には興味もあります。でも、素敵な女性を見掛けたりすると何か胸が締め付けられるんです。自分でも何だか分からないんですけど。女性が女性を好きになるということはいけないことでしょうか?」
あゆみは立ち上がってから、悠美の横に座り直し、
「男なんて不潔よね。悠美さん・・・・」そう呟き、例の眼差しで悠美を見つめたかと思うと、突然悠美の手を握り締めておもむろにキス をした。
「うっ!!先生」
咄嗟の出来事にうろたえてしまった悠美であったが、初めて味わう キスの雰囲気と、あゆみの手の温もりに身体の力が抜けてしまった。
唇が離れると悠美は泣き出してしまった。
「ごめんなさいね、悠美。」
あゆみはそう言ってさらに、悠美にキスをするとともに抱きしめた。
悠美は、もう何が起こっているのかさえわからない状態であった。
性について興味はあったものの女性同士がキスをするなど考えてもみなかった。
しかし、あゆみの独特の雰囲気と眼差し、そして、その美貌に惑わされるかのように身体が硬直してしまっていた。
「悠美、こんな私が嫌い?」
さりげなく悠美の髪を撫でながらあゆみが聞いた。
「い、いいえ。悠美どうしていいのか・・・・・」
「ごめんなさいね、あなたを見ていたらどうしても我慢できなくて、とっても可愛らしいし」
「ありがとうございます」
「心配しなくていいのよ。貴方がさっき打ち明けてくれたことは、私と貴方だけの秘密にしておきましょうね。いいこと?」
「はい、先生」
その後少し沈黙が続いた後、悠美が言った。
「悠美は本当に可愛いわ。私のペットにならない?」
「はい。先生」
悠美はペットの意味がわからないまま、あゆみに返事をした。
「じゃあ今度は、あなたからキスして頂戴!」
そう促されて悠美は自らあゆみにキスを返した。
キスを 終えた悠美は自然とあゆみにしがみ付いて行った。
(この子は私だけのもの。)
あゆみは久しぶりにペットを手に入れた。
以前家庭教師をしたある商事会社の家では、悠美と同じ位の娘をペットにしたが、病弱であったことから手放してしまっていた。
あれから半年ほどペットがいない状態が続き、寂しい思いをしていたところへ悠美の家庭教師の話が舞い込んできたのだった。
お嬢様と聞いて、あゆみはすぐにでもペットにしたいと思っていた。
そして今日ようやく悠美をペットに出来たのだった。
その後あゆみは悠美に対してペットとしての誓い唱えさせ、その証としてあゆみの唾液を飲ませた。
そしていつものように勉強を再開したのだったが、悠美はたわいもない問題でも答えを間違ったりしてしまった。
まだ、心の同様があるようだったが、あゆみは咎めることもなく優しくし教え続けた。
悠美の肩に手を回しながら、、、、、、。
