Kさんの作品2 第2章

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悠美は、今度の学校が気に入った様子なのか、毎日元気よく出かけ、帰ってからも学校での出来事や友達のことなどを楽しそうに話した。

家庭教師についても人脈などを利用して有名大学の一流の家庭教師を探すことが出来た。

転校して二週間が過ぎたころの土曜日

悠美は朝から二階の自分の部屋で勉強をしていた。

悠美の部屋は二階にあるが、その広さは20畳の洋間で、この部屋だけでも十分に生活が出来るものであった。

コンコン

ドアをノックしてお手伝いの一人が声を掛けてきた。

「奥様が応接室でお呼びです」

「分かったわ、今すぐ降りて行きます」

(お客様かしら)

少しして悠美が一階の応接室に行くとそこには20歳位の細身の女性がソファーに座っていた。

真由美はソファーに腰掛けたまま悠美の方を見て

「悠美さん、こちらの方が今度からあなたの家庭教師になる佐藤さんよ」

と言った。

真由美から紹介されると佐藤というその女性はソファーから立ち上がり

「はじめまして。佐藤あゆみと言います。これから宜しくお願いします」

と軽く会釈をした。

「悠美です。宜しくお願いします」

悠美も軽く会釈をした。

真由美は、二人をソファーに座るように勧めた。

「悠美さん。佐藤さんは今までの家庭教師の方以上に優秀な方ですよ。しっかりと教えていただきなさいね」

「はい、お母様、悠美も今度の学校に変わってから何もかも楽しくて、、、、あっ、勉強もね。先生、お願いしますね」

そう言うと悠美は再度立ち上がって会釈をした。

「お母様、私はそんなに優秀じゃありませんよ。でも、真剣に、厳しく教えますからね、いい?悠美さん」

あゆみは笑顔でそう言った後で悠美を見つめた。

あゆみと目が合った悠美は、あゆみのそのなんとも言えない眼差しに一瞬身体が固まったような錯覚に陥った。

あゆみは一向に座ろうとしない悠美に対して怪訝に思いながら言った。

「どうしたの悠美さん、座りなさい」

ハッと我に返った悠美は、再び笑顔を取り戻しソファーに座った。

その後三人は、悠美の進学のことなどを話し、明日から早速家庭教師を始めるということで、昼食を振る舞った後あゆみは帰って行った。

そのころ、市内のホテルの一室では、俊之が一人の女性に罵られていた。

「まだ、そんなこともわからないの?」

バシッ!! 俊之の背中にバラ鞭が振り落とされる。

「申し訳ございません。利香様」

その女性「利香」とは、一条家のお手伝いである。

利香が一条家に雇われて既に一年、主の俊之を奴隷として飼い始めて半年が過ぎていた。

一条家のお手伝いは全員で5名、利香を除いて全員が50歳代で、利香だけがまだ、20歳と一際若い。

そのせいか、雑用などは全て利香に押し付けられ、半年を過ぎたころに辞めようとさえ思っていた。

しかし、高収入であることと、主の俊之の弱みを握ったことで、お手伝いとして居残ることにした。

それは、今から一〇ヶ月ほど前のある日のことであった。

利香が俊之の書斎の掃除をしていた時、いつも鍵の掛かっている引き出しが数センチほど開いていた。

(旦那様、鍵を掛け忘れたのかしら)

そう思いながら何気なくその引き出しの中を見てみた。

すると一冊の文庫本が利香の目にとまった。

(本なら書棚においておけばいいのに)

利香はその本を手にしてペラペラっと内容を見てみた。

(何これ!)

それは、女性に虐げられ家畜となって生活するある富豪の男の話であった。

(旦那様こんな趣味がおありなのかしら)

さらにページを進めていくと、全裸で背中に女性を乗せて馬のように 歩いている挿し絵があり、一枚の写真が落ちた。

その写真は挿し絵の様に馬になって女性を乗せている俊之の全裸姿が写っていた。

どこかのクラブで撮ったものだろう。

そしてふと、引き出しの奥に一枚の水色の布切れが見えた。

それを手にしたところ、何とそれは女性のショーツであった。

しかも、以前なくしてしまった利香のものであった。

(旦那様ったら、許さないわ、だんな様が変態だなんて)

そう思いながら利香はあることを考えた。

一条家に雇われはじめて一ヶ月ほどしたころ、利香は、俊之の書斎を掃除していた際に俊之が大切にしていた骨董品の皿を割ってしまった。

それを知った俊之は激怒し、利香を折檻し、離れの蔵に一晩閉じ込めた。

どうにか俊之の怒りも治まり、厳重に注意を受けただけでそのことは不問に付されたが、利香はそのことで俊之に対しては憎しみを抱いてしまっていた。

(これだわ、これであの旦那様を私の自由に出来る。そして、この家も・・・・)

そして、利香はショーツと本を元通りに仕舞ったが、写真だけは持ち帰ることにして部屋を出た。

数日後の午後、再び書斎に行って掃除をしていた時、たまたま急用で一時帰宅した俊之が突然部屋に入ってきた。

「何をしてるんだい」

「いえ、書斎の御掃除をしていました」

「勝手に入るなと言ってあっただろうに」

少し口調が強くなった俊之であったが、書斎の机の引き出しが開いていることに気付いた。 「もういいから出て行きなさい」

何となく落着かない様子の俊之であったが、すかさず利香が言い放った。

「旦那様、面白いものを見つけましたの。これを見てください。」

そう言って差し出されたものは俊之が全裸で馬になっている写真のコピーであった。

「こ、これは・・・・」

「この男は誰なんですか?旦那様によく似ていると思いません?」

「別人だ、何を言いたいんだ!!」

俊之の声は上ずっている。

「そうなんですか、そこの引き出しが空いてたものだから、片づけた時にこれと同じ写真を見つけましたの。奥様や他のお手伝いさん達にも見せてあげようかな?」

「いや、それだけは・・・」

「そうですよね、旦那様ですよね。こんな趣味がおありだったんですか?変な本も読んでみえるし、私の下着まで大切に保管してくださっているんですものね、ふふっ」

利香は、満面の笑みを浮かべながら俊之の前に仁王立ちになった。

「いつまで立っているんですか、僕は、女性に苛められるのが好きな変態ですって言いなさいよ!」

「言わないと、奥様やお嬢様、そして、お手伝いさん達にもお話しなくちゃね、それに元の写真はある知人に保管してもらっていますから、私に何かあれば世間に公表されますので、念のため」

俊之は、その場に崩れ落ちた。

(どうしてこんな小娘に・・・・・)

俊之が床にへたり込んでしまうと利香は、ショーツをその場で脱ぎ、俊之のその鼻先にちらつかせた。

「どうですか、旦那様。引き出しの中のものよりも新鮮でいい匂いがするでしょ」

ちらちらと目の前で揺れるピンクのショーツからは、甘酸っぱい匂いが鼻を突ついた。

「早く言わないと、どうなるのかしら?」

俊之は、頭の中か真っ白になるとともに、持って生まれたマゾとしての習性から無意識に言葉が出た。

「利香様、どうか、このことは御内密にお願いいたします。今後、利香様の奴隷として忠誠を誓います。」

そう言って俊之は、なぜか涙が溢れ出してしまった。

「素直ないい子ね。これから貴方は私の可愛い奴隷、ペットとして飼ってあげます。それと、可哀相だから私生活の保証はしてあげます。夫としても父親としても、また、実業かとしてもね。でも、それは、貴方の態度次第ですからね。分かったらワンと吠えてみなさい」

「私生活の保証」と聞いて俊之はなぜか安心するとともに利香の優しさに感謝した。

俊之の返事をせがむように利香は、俊之の頭に片足を乗せた。

少し沈黙があった後、諦めたように悲しげに

「ワン!!」

と俊之は吠えた。

その途端、利香は、脱ぎたてのパンティーを俊之の顔に被せて立ち去った。

利香は、生まれて初めて牡犬を飼うことが出来た。

これを切っ掛けに俊之は利香のペットとして飼われることになってしまったのである。

今日の利香は実家に急用が出来たという理由で一日休みを取っていた。

本当は俊之の調教をするためであった。

ベッドに腰掛けた利香は、キャミソールとパンティーだけを身に着けて目の前に転がっている一匹の犬の様子を見つめている。

「お前は、私の汚れた足の匂いが好きなんだよね。遠慮しないで指を舐めてもいいわよ。ほらっ! 」

利香は、俊之の首輪の紐を引き寄せながら犬のようにお座りの姿勢のままの俊之の顔の前に爪先を差し出す。

俊之は、咄嗟に鼻を犬のようにクンクンとさせながら、親指から舐めようと舌を差し出した。

また、利香が罵声を 浴びせる。

「馬鹿!!手が遊んでいるじゃない、足をしっかりと支えなさい。半年にもなるのにお前はそんなこともいちいち言わないといけないの?役立たずは捨てるわよ!」

すぐに両手で利香の右足のかかとに手を添えて、親指から丹念に汚れを吸い取るように舐め尽くす。

その俊之の表情は、まさに幸せといった様子であった。

(おいしい、なんておいしんだろう。ありがとうございます利香様)

そう思いながら今度は左足に移り、一本ずつ丁寧に舐め清める。

利香の俊之に対する調教は、じっくりと時間を掛けて行ってきたために半年といえどもまだ、躾の段階であった。

一匹の犬としてお座りをはじめ、足舐め、マッサージ等の基本を何度も徹底して行ってきている。

今日は、まだ、足舐めをはじめたばかりであり、おそらくこの後はマッサージでプレイは終わってしまうことは、俊之も予想していた。 それでも利香の奴隷となれた俊之としては幸せなことであった。

また、利香も、自分に従順な奴隷を手に入れたことで満足であった。

その夜、一条家の食卓では、主人の俊之、真由美、悠美そして運転手とお手伝い全員が揃っていた。

当然休みを取っていた利香も一緒だった。

全員が揃って食事をするということは一条家ではさして珍しくもないことであった。

俊之達の考えで、運転手やお手伝いといえども家族の一員のようにして接することを常日頃心がけていたからだ。

食事をしながら悠美が言った。

「あなた、悠美の家庭教師が見つかって、明日からお願いしましたの。一流大学に見えて、なかなかの評判の方ですのよ。」

「ほう、それはよかった。悠美、がんばりなさい!!期待してるよ。」

悠美を励ます俊之。

「はい。お父様」

悠美も新しい家庭教師が見つかり、張り切っていた。

「旦那様、今日は何かお疲れのようですが?」

利香が心配そうな面持ちで俊之に問い掛ける。 それを聞いて真由美も俊之の顔色を伺った。

「いや、この前からちょっと接待が続いてて、特に今日はハードスケジュールだったからな」

そう言って真由美と利香の方を見て答えた俊之だったが、内心はこうだった。

(利香様、今日はとても楽しかったです。ありがとうございました。)

また、利香もこう目線で訴えていた。

(今度は、もっといろんなことして楽しみましょうね。)

その後、楽しい夕食も済み、俊之と真由美は寝室に、悠美も自室に戻った。

お手伝い達も残っている仕事を済ませ、与えられているそれぞれの部屋に戻って一日の疲れを癒した。

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