太郎冠者さんの作品 2
足音が聞こえてきた。この部屋の前で止まったように感じた。鍵が開けられ、手錠と足枷をされた女の子が連れてこられた。女性は、
「あなた、まだ着替えてないの?そうそう、下着も着替えるのよ。」
そう言うと、純白のパンティとブラジャーを取り出して誠司に渡した。誠司は、
「ここは何なんだ?ぼくは高校の入学式に来たんだ!」
と女性に言うと、女性は
「うるさいわねえ、入学式に出るから着替えるんでしょ。」
「今度来たときに着替えてなかったら・・・わかってるんでしょうね。」
女性はそう言い残して女の子に鍵を渡しまた部屋から出ていった。
誠司は先ほどの鞭の痛みを思い出した。鳥肌が立った。やむを得ず着替えることにした。連れてこられた女の子は泣いていた。誠司は、
「大丈夫かい?」
声をかけてみたが変化はなかった。元来、女装癖のあった誠司は、女物の衣類を身につけてみたいと思っていた、が、人前でそんなことをするのは恥であるとも思っていた。とりあえず誠司は着てきたものを脱ぎ、渡されたパンティとブラジャーを着けた。白のハイソックスもはいた。さらにセーラー服のファスナーをおろし着てみた。続けてスカート。誠司は何ともいえない快感にとらわれ、勃起してしまった。
そこへ女性がまた現れた。また女の子を連れている。
「よし、ちゃんと着替えたわね。そっちの女は何やってるの。」
そう言うと、泣いている女の子に近づき鞭を振った。
「いちいち泣くな、早く着替えなさい。」
そう言い、女の子2人の手錠と手と足枷を外した。2人はしぶしぶと着替えだした。
「胸が小さい子はパットを入れて大きくしなさい。」
誠司を見ながら
「あなたもパットを入れなさい。着替え終わったら、手錠と足枷をつけ直すのよ。」
そう言い、パットをクローゼットから取り出し渡した。誠司は上着を脱ぎ、パットを取り付けた。胸が締め付けられる感じにさらなる快感を見出した。その上からセーラー服を着直してみる。それを見届けた女性は誠司に手錠と足枷をつけた。手錠といっても警察が使っているようなものではなく、SMプレイによく使われる革製のもので、足枷についても同じようなものだった。
誠司の頭の中には逃げるという選択肢はなかったわけだが、逃げるチャンスを自らの快感のために逃してしまったのである。女性はまた出ていった。
またドアが開かれた。今度は2人が連れてこられた。その片方の女の子の顔を見て誠司は声を失った。三浦早紀だった。誠司が3年間密かに思いを募らせていた三浦早紀である。目を合わせると2人はばつが悪そうにすぐに目を背けた。女性は一通り説明し、今連れてきた2人に着替えるよう指示した。
誠司は早紀の制服をちらっと見た。タグには「150」と書かれていた。誠司よりも後ろの番号である。
「あ、あの、三浦さんはいつ試験をうけたんですか?」
誠司はセーラー服姿で思い切って聞いた。
「卒業式の日。」
早紀は着替えながら答えた。
「あ、そう。」
何ともいえない空気が部屋に立ちこめていた。だれも話をしようとしない。
沈黙を破ったのはドアを開ける音だった。誠司たちを連れてきた女性とは違う女性が入ってきた。薄いピンク色のミニスカートのスーツを着ていて、背は誠司よりも少し高かった。手には怪しげな道具をいくつか持っていた。その女性が、
「私があなた達の教育係の奈々子よ。奈々子様と呼びなさいね。」
すでにそのとき5人は着替え終わり、手錠・足枷をつけていた。
「これから入学式があるから、ホールに行きます。」
そう言うと、手に持っていた怪しげな道具をいじった。誠司にはそれが首輪であるとすぐに分かった。5つの首輪が鎖でつながれているのである。146番から順番に首輪がつけられていった。
「じゃあ、行きましょう。」
146番の女の子から順番に立ち上がっていった。下駄箱の所にはやはり女性用の革靴が用意されていた。誠司には少し小さかったが、余計なこと言ってもめるのも面倒なので黙って続いた。
5人は廊下に並ばされた。奈々子を先頭に歩いていく。階段の所にきて、
「1人でも転ぶと大変よ。」
奈々子は笑いながら言った。一行は地下へと向かっていった。誠司はセーラー服の快感から抜けられずいまだに勃起していた。そして考えていた。「この学校は何なんだろう。」立て続けに訳の分からないことが続いたため、誠司の頭はこんがらがったままだった。
地下のホールに到着した。すでに上の学年の人たちがいた。ホールの後方には椅子に座った生徒が、前方には誠司らと同じ待遇の生徒がいた。誠司ら5人は奈々子の言われるままに指定された場所に正座させられた。他の入学生も同じように1人の女性に連れられてやってきていた。
「これから入学式を始めます」
スピーカーを通して声が聞こえた。すると前方のステージに女性が現れた。誠司は「あっ」と思った。試験を受けに来たときの女性である。
「えー、今年度は150人の方が入学されました。Sコースは例年のように女性だけを選抜しましたが、Mコースは125人中25人が男性です。各部屋に1人ずつ配置して、女4男1という構成になっています。」
そこまで聞くと、誠司は自分の着ているセーラー服の胸元に「M」と刺繍されている意味が分かった。
どうやら試験の時の女性は校長らしい。誠司の頭の中では徐々に話がまとまりかけていた。話は続いていたが誠司は話を聞こうとはしなかった。
長い話が終わった。どうやら入学式はもう終わりらしい。奈々子が5人の所へやってきて、部屋に戻ると言った。5人は立ち上がったが、全員足がしびれてしまったようだ。それを察した奈々子は、
「だらしないわねえ。あとでお仕置きかなぁ。」
と楽しそうに言った。
やっとのことで元の部屋へ戻ってきた。全員がひどく疲れてるようだった。高校の入学式と言われやって来たものの、実体がよく分からないからである。ただ、さっきの校長の話でだいたい分かったようにも思えた。奈々子は、これから校内の見学に行くと言った。例によって首輪をつけられた5人を引き連れて歩いていった。誠司たち1年生の部屋は1階で、窓はあるものの全て鉄格子がはめ込まれていた。2,3階は2,3年生の居住用の部屋が並ぶフロアであった。誠司は自分が試験を受けた部屋はどこか気になっていた。話によると、Mコースの生徒用の居住部屋があるこの建物は寮棟らしい。しかし寮といってもほとんど監獄のようなものだった。Sコース用の寮棟もあるようだ。他に教室などがある建物もあるが、全ての建物は地下でつながっているらしい。おそらく誠司が試験を受けたのは教室がある建物だろう。今思えばあの建物の静けさも納得できる。
一行は教室のある建物、教育棟と呼ばれる建物に着いた。部屋のある寮棟からは地下の廊下を歩いて2分ほどの距離だ。1階はやはり誠司が試験を受けたときと同じものだった。2,3階も教室だった。4階はお仕置き部屋という部屋があり、お仕置きに使われると思われる道具が所狭しと置かれていた。
部屋にもどってくると、今度は学校のシステムについての説明をするという。誠司はまだセーラー服の感触に酔いしれてやはり勃起していた。早紀は無表情のままだった。この5人の教育担当である奈々子が冊子を持ってきた。冊子を全員に配ると話し始めた。
「番号が1~25の人はSコース。簡単に言えば女王様を育成するコースね。これは25人で1クラスだけ。26~150番はMコース。まあ、奴隷コースってことかな。25人1クラスで、番号順に分けられるからあなた達は1年F組ね。Sコースが1年A組だから。」
もはや5人には自分たちが奴隷コースであるということは分かり切っていた。
奈々子が冊子を開くように言った。みんな冊子を開く。手錠こそ外されてるとはいえ、首輪はつけられたままだった。中には寮での規則が細かく書かれていた。奈々子は重要と思われる所だけ簡単に言った。
「制服っていうのは、今君たちが着ているものね。今年の冬服はセーラー服だったけど、夏服はどうなるかわからないわ。衣替えは6月と10月。それと、寝るとき体育着を着用すること。そこのクローゼットに人数分入ってるわ。休みの日は基本的に自由だけど、寮から出ることは禁止。もし出たいのなら許可を瑞ソしなさいね。」厳しい口調で奈々子は言った。
「何か質問はある?」
女の子が手を挙げた。
「あの、家にはいつ帰れるんですか?」
ビクビクしながら質問した。
「特別な理由がない限り卒業するまで帰れないわよ。ご両親にはちゃんと教育理念を説明してあげるから心配する必要はないわ。」
みんな一斉に顔が青ざめた。奈々子が思い出したように、
「そうそう、あなた達、今日の入学式で足がしびれてたでしょ。あれだけの時間で足がしびれちゃうなんて許し難いわよねぇ。」
あれだけの時間といっても1時間以上である。それだけ正座させられて足がしびれない人などいるわけがないと誠司は思った。
「あの、すいません・・・」
誠司が何か言おうとした。
「何か用?用があるなら奈々子様とお呼び。」
奈々子は怒鳴った。
「あ、すいません。奈々子様。入学式は1時間以上もやっていたんです。それに奈々子様は椅子に座っていたので・・・」
「何が言いたいの?」
奈々子は冷静に言った。
「え、あの、その・・・」
誠司は言おうとすることの核心を声に出すことを避けた。その様子を察してか奈々子は、
「お仕置きされるのがいやなの?」
誠司に聞いた。誠司は首をコクリとした。奈々子は時計をちらりと見た。午後6時だった。
「じゃあ、行こうか。」
奈々子は言った。
奈々子は教育棟の4階にあるお仕置き部屋へ首輪をつけられた5人を連れてきた。連れてこられた5人は何が行われるのかわからず、ビクビクしていた。奈々子は壁際に5人を立たせた。
「じゃあ、みんな壁の方を向いて。」
みんな首輪が絡まらないように、首輪をうまく回転させながら回った。奈々子は壁際のスイッチを操作した。5人の頭上から鎖につるされた手錠が降りてきた。5人は奈々子に手錠を付けられた。奈々子は再びスイッチを操作した。今度は1つずつ手錠が上に上がりだした。5人が全員つま先立ちにされた状態で奈々子に背を向けていた。鋭い音が聞こえると同時に、女の悲鳴が聞こえた。他の場所でもお仕置きが行われているらしい。
5人は自分たちも同じことをされると思い、恐怖で震えていた。奈々子は、
「今日は初日だからお尻叩きだけで許してあげる。」
そう言うと146番の女の子のスカートをめくり、物差しで叩いた。ピシッという音がした。女の子は、
「痛いッ!」
と悲鳴に近い声を上げた。
「痛いのは当たり前でしょう。お仕置きなんだから。」
奈々子は笑いを含みながら言った。その声はお仕置きを楽しんでるようでもあった。
147番、148番、とお尻を叩かれていった。誠司は相変わらず勃起していた。それを確認するなり、
「あなた、何で勃起してるの?お仕置きされるのがうれしい?」
奈々子はうれしそうに言った。誠司は必死に首を横に振った。
「じゃあ、なんで立ってるのよ。」
誠司は黙っていた。奈々子は他の女の子と同じように物差しを振った。誠司は予想以上に痛かったが、声を出さないようにした。早紀にもお仕置きをして、一段落がついた。早紀は相変わらず黙っていた。奈々子はスイッチを操作して手錠を降ろした。5人は奈々子に手錠を外してもらった。
部屋に戻ると時間は午後7時であった。奈々子は誠司に、
「私ねえ、あなたの体毛がちょっと気になるのよねえ・・・今夜のうちにきれいに剃っておきなさい。お風呂にカミソリがあるから。」
そう言うと奈々子は誠司のお尻を叩いた。
「あなた、本当はお仕置きされるのが気持ちいいんでしょ。」
誠司は、首を横に振った。
「じゃあ、なんでさっき勃起してたの?」
誠司は黙っていた。女装癖を知られたくなかったからだ。
「まあ、いいわ。そのうちお仕置き好きになるとおもうけどね。」
奈々子は微笑みながらながら言った。奈々子は、
「今日はこれで自由よ。消灯まで好きなことしてていいわ。あとでまた寝るときの注意を説明しにくると思うから。」
奈々子はそう言って部屋を出ていった。全員力を落として畳に座り黙ったままだった。すると早紀が、
「わたし、絶対ここを抜け出してやるから。」
突然の発言だった。誠司は少しびっくりした。学校ではおとなしい女の子だと思っていたが、こんな発言をするとは思ってもいなかった。誠司はトイレに行った。部屋に連れてこられたときトイレだと思っていたところは、トイレと風呂のユニットバスだった。誠司は用を済ませるとトイレを出て、風呂があるから入ろうと促した。
クローゼットの中を探すと、タオルが出てきた。ついでに寝るときは体育着と言われていたので、体育着の上着とブルマ、そして下着を持って風呂へ向かった。誠司は自然に女物の衣類を持っていた。
誠司はセーラー服を脱いだ。そしてパンティを脱ぐと、透明な粘着質の液体が糸を引いてるのに気づいた。誠司は、ここにいれば女装せざるを得ないという形で女装ができるということに喜びさえ感じるようになってしまった。誠司はシャワーを浴びた。そして奈々子に言われたとおり体毛を剃り始めた。手足をそってカミソリを持つ手が止まった。「陰毛も剃らなければならないのだろうか・・・」そう思ったが、別に見えるわけではないのでいいか、と剃らなかった。体をタオルで拭き、パンティ、ブラジャーを着けた。当然ブラの中にはパットが入っている。そして体育着の上着を着た。そして水色のブルマをはいてみた。ブルマの独特のフィット感に誠司はまたしても勃起してしまった。そして風呂を出た。
風呂を出た誠司に4人の女の子の視線が注がれた。そのうちの1人が、
「ちょっと、なんであなた股間を膨らませてるの?」
誠司は1日中勃起していたが、幸いスカートのせいで目立たなかった。女の子たちは誠司がセーラー服を着て勃起していたということを知らないのだ。誠司もそのせいで慣れてしまい、立ったまま風呂を出てきてしまったのだ。ブルマにはくっきりとペニスの形が浮かび上がっていた。誠司はあわてて手で隠して部屋の隅に行った。
女の子たちもは次々と風呂に入っていき、体育着姿で出てきた。体育着はわざと小さめに作ってあるのか、締め付けが強く、これが誠司のモノを奮い立たせた。
9時30分頃になって奈々子が部屋にやってきた。奈々子が部屋に来たときは正座をするというのが暗黙の了解のようになっていた。幸い、誠司のモノはおとなしくしていてくれた。
「みんなお風呂に入ったの?体育着に着替えてるけど。」
一同は頷いた。
「お布団はクローゼットの中ね。あと、就寝時の注意は、当然性行為禁止ね。オナニーもダメよ。10時になったら消灯だから。朝は7時に起こしに来てあげる。あと今日は食事がなかったけど、明日からは朝夕の2食がでるから安心してね。」
そう言って部屋を出ていった。
5人は布団を敷き始めた。寝る準備も整い、全員布団に潜った。しばらくすると電灯が消えた。誠司は今後もこのような生活が続くのかと思うと気が重かったが、これからもセーラー服を着ることができると思うとまんざらでもなかった。
誠司はブルマの感触に何ともいえない快感を覚えた。そしてブルマの上からペニスを擦り始めた。1分も経たないうちに誠司は射精してしまい、そのまま眠りへと落ちていった。
