hide5さんの作品 4
「ハハハハハ。それいい」「いいでしょ。じゃ裕美ちゃん。ボード作って」。「はーい」。相田さんは嬉しそうに、そのボードを作り、完成すると「さっ、できた。ボクちゃんこれかけてあげるからね。あら、お似合い」「フフフフ、似合うわよ。かっこいいじゃない、鈴木君」。山科さんも楽しそうに笑います。なんとそのボードには、先程の言葉とともに鈴木宏男と名前まで入れてあるのです。笑い声も一段落すると「いいかい、あたしがいいっていうまで一歩もそこを動くんじゃないよ。動きたくっても動けないだろうけどね、フフフフフ」。吉田さんのきつい命令とともに、3人の女性は笑い声をのこし会議室から連れだって出ていってしまいました。「山科さん。このことはあたしが口にするまでだまっててね」吉田さんの言葉に山科さんは「はい。わかりました」と明るく答えていました。
窓の正面にはオフィスビルがあります。幸い正月の四日なので、まだ社員は出社していないらしく、電気は消えていますが、この会社みたいにいつ人がくるかわかりません。私は、全裸の自分が正面のビルから発見さることに極度の恐怖を覚えました。もし、20歳代のOLに見つかったら、その人は私のことをどう思うだろう。いやOLでなくても男のサラリーマンだって、きっと私を変態だと思い軽蔑するに違いない。私は少しでも会議室の奥に行こうと体をくねらせますが、あまり体は動きません。外は青空が広がっています。どれくらいたったのでしょうか。ついに私の恐れていたことが来てしまいました。前のオフィスビルの電気がついたのです。私の立たされて会議室がある階のちょうど真っ正面の階です。既に中で働きまわる人の姿が見えます。どうやら一番恐れていた若い制服姿のOLで、しかも10人近くいるのではないでしょうか。こちらに気付くのももう時間の問題なのでしょう。そしてついにその瞬間がきてしまいました。何気なく窓の外を見たOLが素早く私の姿を認めたらしく、慌てて職場の仲間を集めてきたのです。私はその瞬間すぐに俯きました。彼女たちの目に、私の姿はどう写っているのでしょう。全裸で両手、両足を縛られ、首から恥ずかしい限りの言葉が書かれたボードをぶらさげている、貧弱な体格の男の姿…。私は恥ずかしさに必死で耐えました。5分も経ったでしょうか。私は少し顔をあげ、上目遣いで前のビルを見ました。するとじうでしょう。なんとオフィスビルのこちらをみられるであろう全部の階の窓から、数十人のうら若きOL達がいぶかしげにこちらを凝視しているのです。彼女たちは私が顔をみせると思ったのか、すぐに除き込むようにしました。私はあわてて、元のように顔をふせました。彼女たちの私を卑下する声が聞こえてくるようです。「あなにあの人」「まだ結構若いんじゃない」「変態ね」「女に相手にされなくてあんなになっちゃったんだよ、きっと」「それにしても貧弱なからだね。あんな体をひとにみせてなにがうれしいのかしら」「それにあのキンタマの小ささ。なにあれ」「しょうがないわよ。変態なんだから」「まあそうね。ハハハハハハ」「ハハハハハハハハハハ」
「トゥルルルルル、トゥルルルルルル」「はい。○○○(会社名)です」「あっ、あれですか。あれは仕方ないんです。私たちもこまってるんですけど本人がどうしてもやられてくれっていうものですから。自分でボードを作って、私たちに手足を縛らせるんですよ。本当に汚いものをお見せして申し訳ございません。頭がおかしいんですよ。お目障りでしょうが、何卒ご容赦ください」。どうやらついに前の会社のOLが苦情をいってきたらしいのです。吉田さんはすべて私のせいにして、すまして電話をきりました。そのあと私は目の前いっぱいの女性達の視線に必死で耐えていました。前のオフィスのOLたちは、そのうち私を無視して仕事をこなしているようでした。1時間ほど経ったのでしょうか。「おはようございます」。元気な明るい声とともに、何人かの女性達が事務所に入ってきたようです。「おはよう」「あの、これあたしの妹です」「川合ゆきです」「川合明美です」「ゆきちゃんに、明美ちゃんね。二人はいくつ?」「二十歳。大学3年です」「17で、高校2年です」「そう。それじゃー今日は悪いけど、仕事手伝ってね」「はい。指示していただければなんでもやります」仕事は長くかかっているようで、外は夕暮れてきました。私は一人、会議室の窓際でからだの自由を奪われたまま立たせれていました。ときどき、上目遣いで前のオフィスビルを見上げると、もうそこには、私などには見向きもせず忙しげに働くOLたちの姿があるばかりでした。私は真冬の寒さの中で裸でいるためかしきりに尿意を感じていました。それでも自分から声を出して仕事中の女性達に見付かるのも恥ずかしいので、なんとか我慢していましたが、ついに我慢も限界となり、このままではもらしてしまうという段階になりました。そして私は恐る恐る声を出したのです。「すいませーん。すいませーん」。しばらくして相田さんが入ってきました。「勝手に声だっしゃだめじゃない。みんなに気付かれたらどうするの」「ごめんなさい」「しょうがないわねぇ。なーに?」。
相田さんは小首をかしげて優しく聞いてくれました。一人だと本当はこんなに優しい人なんです。「あのー、トイレに行きたいんですけど…」「トイレ?だめよ、今みんないるんだから。仕方ないわねー、これにしなさい」。相田さんは会議室の隅にあったゴミ箱を私の足元に置きました。尿意の限界にきていた私はそれを恥ずかしいと思いつつもゴミ箱の中に放尿してしまいました。その様子をじっとみつめていた相田さんは、私の小便が終わると「あとでちゃんと洗っておきなさい」とゴミ箱を済みに片付け、会議室を出て行きました。どうやら他の女性たちにはまだ私の存在を知られずに済んだようです。「裕美ちゃん、どうお。今日は終わりにしない」「終わりにしよっか。もう目途はついたし」「じゃあみんなお疲れ様。あとはあたし達でやっておくから。ゆきちゃんに明美ちゃん。疲れたでしょ。みんな会議室でビールでも飲んでいって」この会社では、仕事が終わると会議室で軽く缶ビールを飲んでから帰る習慣がありました。「でも私未成年ですから…」。女子校生の声がします。「構わないわよ、ちょっとぐらい。ねえ、お姉さん?」「はい。せっかくだからゆきも明美もご馳走になりなさい」川合さんの声が答えました。「はい」。二人の女性は声をそろえていいます。声の感じからすると二人とも姉の川合さんににて利発そうな子のようです。私はもちろんまだ全裸で立たされたままです。いったい私はこのあとなにをされるのでしょう。本当にこのまま7人もの女性の目の前で自慰行為をさせられるのでしょうか。「松村さん。冷蔵庫からビール出して会議室にもってといて」「わかりました」。ああ、ついに来るべき時がきてしまった。松村さんらしき足音が近付いてきます。私は無駄な抵抗だとわかいるのですが、少しでも身を小さくしようと努力しました。「ガチャ」「…」「キャッ」。
小さな悲鳴と缶ビールが床に転がるのとドアが閉まるのが同時でした。「よ、吉田さん!ひ、人がいます。そ、それも…、裸の…男の人…」「ああそうだった。ごめん。驚いた?でもあなたの知っている人よ。ほら、もう一度ちゃんとみてごらんなさい。だいじょうぶ、あばれないように縛ってあるから」。「ガチャ」。背後で人が、恐る恐るこちらを見つめている気配がします。私はどうすることもできません。「だれ?」「まだわからない?近寄ってごらん」。吉田さんは楽しそうにいいます。「ほら、もっと近寄って」。しかし松村さんは動こうとしないようです「しょうがないわねぇ。ボクよ、ボク」「えっ」。松村さんは驚いているようです。「裕美。あいつの縄ほどいてあげて。それからブラインドも下ろしたほうがいいかも」「はーい」。相田さんはブラインドを下ろし、ハサミで私の手足をゆわえつけてあった縄を切ります。私はようやく自由になった手で慌てて股間を隠しました。そして背中を縮め、相変わらず窓のほうを向いたままの姿勢で立っていました。振り向けば恐らく松村さんがこちらを凝視しているはずです。「川合さんと山科さん。それにゆきちゃんと明美ちゃんも。こっちへ来なさーい」「はい」。遠くでてこの騒ぎを聞いていたらしい4人は動こうとしないのでしょう。「山科さん。こっちに来て、みんな連れて」「はい」「行ってみよーヨ」。すでに中の様子を知っている山科さんが、初めて会議室に入る様子を装って、みんなをさそっています。やがて恐る恐るこちらに向かってくる気配がしました。「ガチャ」「キャ」。
さきほどと同じ小さな悲鳴が響きます。「まあ、みんなそんなところに立ってないで座りなさいよ」。吉田さんの言葉で、7人の女性たちは椅子に腰掛けたようです。「こいつがね、こんな格好してるのはこいつが悪いからなの。こいつね、昨日会社に盗みに入ろうとしてたのをあたし達がつかまえたの。本当だったら警察呼んで逮捕してもらえばよかったんだけど、あたし達のことならなんでもいうこと聞くから許してくださいっていっていうのよ。しょうがないからこいつが二度とこんなことができないようにしてやろうと思ってね、これからここでこいつをこれしめてやろうってことになったの」。「ほらっ、せっかく動けるようにしてやったんだからこっちをお向きよ」。吉田さんが笑いを含んだ言葉で命令します。「はっ、はい」。しかし、私はうごけませんでした。振り向けばそこには女子校生から30半ばの年上の女性まで7人14の瞳がこちら見つめているに違いないからです。「ほらっ、こっちを向けっていってんだよ」。二度目の吉田さんの厳しい叱責に。私は恥ずかしさにふるえながらおずおずと振り向きました。女性達の方角へ。もちろん両手で股間を押さえたままです。「ほら、下向いてんじゃないよ、正面向きな。お前のその醜い顔が見えるように。目はつむるんじゃないよ。ちゃんとこっちを見て。今度下向いたり目を逸らしたら、ただじゃおかないよ」。吉田さんは私の恥ずかしさを減少する唯一の方法を奪う予防線を張りました。私は仕方なく、正面を直視しました。
