ともさんの作品「清乃様にお仕えした日々」 2

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話をもとに戻します。与えられた仕事を一応やり終え,粗相が無いか漏れが無いかを念入りに調べ,清乃様のお帰りをお待ちします。お帰りのときは,玄関で土下座し,額を床につけ身体をこれ以上無理なまでに小さく折りたたんで待つことになっています。この姿勢が,清乃様のお気に召さないと,また靴べらで打たれることになります。玄関先の靴べらは懲罰用の道具なのです。

お待ちしている間はいつも不安と緊張でいっぱいです。ご命令どおり全て出来たか,やり残したことは無いか,たとえ十分に出来ていたとしても,清乃様のご満足のいく出来でなければお仕置きの対象となりますし,清乃様のご機嫌によっては同じように出来ていてもお仕置きされることもあるのです。今夜は特にあのパンティストッキングのことがあるので落ち着きませんでした。

8

清乃様がお帰りになりました。あまりご機嫌のよいご様子ではありませんでした。いつものように私は土下座のままお迎えいたします。清乃様はまったく無視され,ヒールを無造作に脱がれるとお部屋の中へ入って行かれます。私は靴をきれいに揃えると,四つん這いのまま後を追います。

「部屋で待ってなさい」

清乃様はそうおっしゃるとバスルームへ向かわれました。部屋というのは,小さなパーティーを開くためのもので,広さも十分確保されていますし,床は靴履きで歩くように改造され,ホームバーまでが造られています。そして,そこは清乃様が奴隷を調教される時にも使えるようになっているのです。

私は,ソファーの前に跪き,玄関でお迎えするときと同じ姿勢を取ります。今夜はバスルームからのお呼びもなくほっといたしました。あとから脱衣場に脱ぎ捨てられたお下着やお洋服を片付けるのは私の仕事です。

お着替えになられた清乃様は,ローズのキャミソールミニワンピースに黒いピンヒール姿で部屋に入って来られました。170cmの長身にヒールを合わせると180cm,バランスの取れたお身体,すばらしくお美しいお身脚の前に私は平伏すしかありません。

清乃様は部屋のソファーに腰を下ろされ,目の前に土下座している私の頭に片足を乗せながら,言いつけたことが全部出来たかどうかお尋ねになられます

「洗濯物が多くて大変だったでしょ」

「あっ,い,いいえ。お下着を手に出来るだけで幸せです」

思わぬ言葉に私は胸がドキっとしました。清乃様がお洗濯を話題にされたのと,このようなお優しい言葉は初めてでしたから。そして,一瞬正直に申し上げようかという気持ちが心をよぎったのですが,やはり正直に申し上げることは出来ませんでした。清乃様は,私が何か言い出すのを待っておられるようでした。私はますます不安になりました。

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清乃様はすっと立ち上がられると,壁際においてある収納家具,それは様々な調教道具が入っているものですが,そこからご愛用の乗馬鞭を手にされました。長さ70cmほどの真赤でよくしなる特注品です。幾度も幾度も打たれた乗馬鞭,それを見ただけ痛みと恐怖が湧き起こり,私の全身に緊張が走ります。

再び椅子に座られると,乗馬鞭の先で私の顎を持ち上げるようにされました。自然と清乃様を見上げる形になります。清乃様の大きくて深い茶色をした目に見つめられると,私は心臓がどきどきし,目を逸らしたくなってしまいます。今夜は特に後ろめたい気持ちもありました。

「私に話しておくことない?」

「…」

私は何も申し上げられませんでした。

「そう,ないのね」

清乃様は微笑みながら,鞭で軽くピシリと私の肩を打たれました。

「嘘つき奴隷はどんな目に合うのかな…」

「…」

ピシリ!もう一度肩に鞭が飛んできました。口元に意地悪そうな笑いが浮かんでいます。

「ベランダに干してある白いパンストを持っといで!全部だよ!4足あったはずだからね!」

まさかそんな…と私は思いました。どうして分かったのでしょうか。私は慌てました。

「き,清乃様。実は…」私の声は上ずっていました。

「今さら何言ってんのよ!さっさと取ってくるの!!」

ビシッ!!

「あっ,痛っつう…」

今度はお尻に鞭です。少し前に靴べらで打たれた所ですから痛みに飛び上がり,四つん這いのままベランダまで走りました。両手を床に突きお尻を持ち上げた姿で,それも小さなショーツを履かされていますのでお尻の割れ目が半分以上丸見えの惨めな姿です。ベランダから白いパンティストッキングを取り込むと,急いで清乃様の前に差し出しました。清乃様は4足のパンティストッキングを手に取られると,すぐに傷のついたものに気付かれました。そして,私の髪をわしづかみにされるとぐっと引き上げられ,そのパンティストッキングを目の前数センチのところに差し出されます。

「これなあに?ほら,ここの所,どうなってるの!」

「…」

「お答え!どうなってるか言うのよ!」

鞭が背中にパン!パン!パン!と連続で振り下ろされます。私は痛みに身悶えしながら,

「い,痛ぅ!あ,穴が…小さな穴が…開いています。あぁ,申し訳ございません,清乃様ぁ」

「これは私に報告しなくてもいいことなの!下着に穴が開いてるのよ!それもお前が洗った下着にね!」

「それとも,お前,全然気が付かなかったとでも言うつもりなの!」

答えようとする私に強烈なビンタが飛んできました。一瞬目の前が真っ白になるくらいの痛みでした。

「お前,私には分からないって思ったんでしょ!何も言わずに取り込んでしまえば,ばれないんじゃないかってね」

私にはバカだったと後悔するしかありません。そしてただお詫び申し上げるしかないのです。

「あぁ…,申し訳ございません」

「ばれちゃって残念だったわね。どうして私が気付いたか,お前には理解できないでしょうから教えてあげるわね」

「…」

「お前がちゃんと報告するかどうか確かめるために,最初から穴が開いていたのを汚れ物の中に混ぜておいたのよ。それにお前が引っかかったってこと」

本当に私はバカな奴隷でした。

「うぅ…清乃さ…ま」

「正直に言ってればご褒美に射精を許可しようかなって思ってたのに…」

「あぁ…そんなぁ」

奴隷は当然のこと自慰は禁止されていますし,調教中に勝手にいくなどとんでもない事です。これにはペニスへの一本鞭という恐ろしい罰が待っています。私はもう2週間以上射精を許されておりませんでした。お仕えしている間は勃起までは許していただいていますが,それ以上のことには耐えなければなりません。先走りの液体も滲み出した程度なら見逃していただけますが,床を汚すようなことになれば罰を受けねばなりません。

そもそも,奴隷にとって射精の快感は女王様から与えられるもので,そして,私はその機会を逃したのです。清乃様のお怒りから考えて,次の射精の機会は何ヵ月もあとになることでしょう。

清乃様は楽しそうに笑っておられます。

「ははは,溜まったミルクを出すことができて射精の快感を得られたはずが,バカな奴隷はお仕置きされることになっちゃったわね。それも酷いお仕置きをね」

「き,清乃様ぁ…お許しください。お,お願いですぅ」

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清乃様は立ち上がられ,私の後ろに回られます。お尻を打たれるのは明らかでした。ビュンという空気を切る音とともに,ビシッ!と強烈な一撃が炸裂しました。ヒッー!あまりの痛さに全身が硬直します。ビシッ!ビシッ!ビシッ!と続けざまに何発もの鞭。私は家畜のように悲鳴を上げることしか出来ませんでした。鞭が止んだかと思うと,今度は蹴りです。太股,わき腹,ふくらはぎ,力を込めた情け容赦のない蹴りが飛んできます。

とうとう四つん這いの姿勢を保つことが出来ず,私は床にペシャリと潰れてしまいました。清乃様はすかさずピンヒールでお尻に全体重をかけるかのように踏みつけられます。踏みつけた上で,さらに背中やお尻,ところかまわず何十発ものすさまじいばかりの乗馬鞭です。馬や牛でさえこれほどまでに鞭打たれることはないでしょう。

お身脚で蹴られ,仰向けになり両足を大きく開くように指示されます。恐怖と痛みで身体は硬くすぐに反応できません。何とか仰向けになり足を開いたとたん,太腿の内側に連続で打ち下ろされる鞭,鞭,鞭…。

私は涙を流し,うわ言のように,どうかお許しくださいを繰り返すだけでした。清乃様のお怒りが収まるまで耐えるしかないのです。

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嵐のような鞭打ちがすみ,清乃様も少しお疲れになったのか椅子に腰を下ろされました。私は無数のみみず腫れが走る真っ赤な背中やお尻を晒し,痛みに喘ぎながらもとの土下座の姿勢に戻ります。

「嘘をついた奴隷がどんな目に合うか分かった!」

「は,はい…き,清乃様,申し訳ございませんでした。パンティストッキングに傷のありましたことを申し上げず,ほ,本当に申し訳ございませんでした」

私の声は泣き叫んだせいでかすれてしまっていました。

清乃様はお身脚を組まれ,ヒールの爪先で私の頭を突付きながらおっしゃいます。「正直に言えばいいものをごまかして嘘をつこうとするからこうなるのよ。声がかすれるほど泣いたり叫んだりするまでお仕置きされるのよ」

「はい…」

「でも,正直に報告していても同じことだったけどね…ははは」

「えっ…」

「当たり前じゃない!お前,正直に言っていたらご褒美がもらえたなんて本気で思っていたの?射精を許していただけたって思ってたの?」

「…」

「甘いわねぇ。何年私の奴隷をやってるのよ!もしお前が,傷をつけましたって告白してれば,それを理由にお仕置きされてたのよ。ははは」

「そ,そんな…」

清乃様の御表情が厳しくなります。

「そんな…だって!だいたいお仕置きに理由なんて要らないのよ。女王様がやりたいと思ったら,それが理由なんだからね!」

「は,はい。おっしゃるとおりです。清乃様のご自由です」

私の声は震えていました。お怒りがこみ上げないように…再びお仕置きが始まらないように…との思いでいっぱいでした。

12

「さて…乗馬鞭を片づけてもらおうかな」

清乃様は私に乗馬鞭を渡され,調教道具の収納家具へしまうようにおしゃいました。しまい終わり,清乃様の足元へ戻ろうとした時,

「誰もそのまま戻っていいって言ってないわよ。ふふふ…一本鞭をお出しなさいな。ちょっとお風呂が熱すぎたから,その罰を受けてもらわないねぇ…」

「うぅ…」

清乃様は愉快そうに笑いながら

「声がかすれて可愛そうだから,今度は声を出さなくていいようにボールギャグも用意しなさい!なんだったら天井から吊るしてあげてもいいのよ。あははは…」

私は清乃様の怖さを改めて思い知りました。また鞭で打たれる。それも乗馬鞭とは比べ物にならないほど強烈な一本鞭です。叫ぶこともお許しを請うこともできないギャグを噛まされて…。

そして同時に,清乃様の下を離れることのできない自分にも気がついていました。また鞭で打たれ,痛みにのたうち,涙を流すことが分かっているのに,私のペニスはこれ以上ないほど大きく固くなっていたのでした。

(Part1終り)

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