畜奴ブローカー(1)

前のページへ戻る

カップレス・ビスチェに、ノーパンでニーハイとガーターベルト。

市販品のヒールパンプスでうるさい足音を立てて、畜奴ブローカーの結衣はリノリウム張りの渡り廊下を歩く。

渡り廊下といっても、建物間をつなぐ地下道だ。

どの季節でも安定して、20℃前後の空調を保つ事が容易。

結衣の姿は、畜奴ブローカーでも地位の低い「羊飼いの少女」階級の女性そのものだった。

もちろん結衣は、少女の年齢ではない。

畜奴ブローカーとしては初歩的な、畜奴を直接、調教する身分ということだ。

そして、さきほどから結衣の視界の隅に入っていた畜奴。

その畜奴に、結衣は見覚えがあった。

結衣は、ガーターベルトの間の黒い茂みを惜しげも無く畜奴の顔の高さに晒しながら、立ち止まった。

「ぐぐぐうぐっっっっ、ぐんんんんんんんぅっ」

畜奴はアームレスの鉄輪、鎖、壁面の鉄輪をギチギチ鳴らして、結衣を見上げる。

畜奴にはアームレスだけでなく、重り付きのホーデン・カフも着けてある。

ホーデン・カフの重りが床面から浮くことは何を意味するのか。

それを畜奴は、想起しただけでも全身に膏汗が滲むほど、教育されているに違いない。

呻き声を上げる畜奴は、ホーデン・カフの鎖がピンッと張る毎に、ビクッと尻を下げている。

そうしながら畜奴は、結衣の顔と、おヘソから三寸下のあたりを交互に、必死の形相で睨んでいた。

ペニス口枷は、結衣のVラインと黒い茂みの毛先を、さっきから執拗に掠める。

畜奴が床面へ涎をだらだら垂らしながら噛み締める、ペニス口枷。

そのペニス口枷の、ディルドゥの部分。

「誠司じゃない、YM、お前誠司でしょう?」

はしゃいだような声色で訊く結衣に、誠司はディルドゥを激しく上下に動かして頷く。

でも、これは畜奴にとってあんまりな再会だった。

片や「羊飼いの少女」、片や、26×26のコードで管理される牡の畜奴。

畜奴に堕ちた誠司の下腹部、そこには黒焦げの焼印で「YM」と捺してある。

「すごい、バキバキにボッキして、射精していないの?」

「ぐむっうううううんんんっっっ」

大人になった結衣のオッパイと、嬉しそうな顔を見上げて、畜奴は感極まったように呻く。

結衣はふいに畜奴から視線を外して、腰に引っ掛けたPDAを手に取り、指でサッサッと何やら操作する。

畜奴の反応は、相手が結衣でも普段と変わらなかった。

PDAに目を落す女を不安そうに眺めつつ、女のおヘソから下にも目が泳ぐ。

それが畜奴という、人間に奉仕する生き物の習性。

暗く翳った、黒い一本のスジだった結衣のアソコが、茂みに覆われたピンク色の粘膜へ成長した。

元の名前を誠司という畜奴の心を、懐かしさと開放感が覆っていた。

(結衣・・・・・・もう先っちょだけじゃなくて、全部入る・・・・・・)

「もうちょっとガマンしてね」

畜奴は視界が結衣の体で影いっぱいになったと思うと、頭の後ろでカチッと何かが鳴った。

それはいつも待ち焦がれる、畜奴からペニス口枷の金具を外す音だった。

畜奴は乾いた口を早く湿らせて、結衣に「ありがとう、結衣」と小声で言おうと決意した。

そのとき、畜奴の心から開放感を一瞬で晴らすことが起きる。

結衣のオッパイがやや下を向いたのを、畜奴は視界の端で捉えた。

条件反射的に、畜奴は結衣のオッパイの方を向く。

すると結衣が唇の端から、透明な唾を一筋、垂らしていた。

畜奴はすかさず、口を大きく開けて、それを結衣の唾の塊の下へ突き出す。

結衣の唾の臭さは、畜奴がいつも食べてるものより臭くなかった。

それどころか、仄かにレモン香料の匂いが残っているのを感じて、畜奴はしばし清涼感に酔い痴れた。

結衣はペニス口枷をふたたび、畜奴のアゴへ締めようとする。

畜奴は、大きくなった結衣のオッパイを絶望的な表情で見上げる。

不意に畜奴は、剛直の先端に、言葉にならない刺激を感じた。

畜奴が刺激に一瞬、我を忘れたのが皮切りだった。

剛直は後から後から、濃い精液を何回も吐き出す。

剛直がピクンッピクンッと、畜体から飛び跳ねんばかりに、躍る。

剛直が床面の方を向いたとき、結衣の足、結衣の靴、そして床面は畜奴の精液でドロドロに汚れていた。

畜奴は結衣の黒い茂みから目を離せないまま、両脚が震え始めた。

気持ちとは関係なく、体が勝手に震撼する。

(さっき結衣が、靴の爪先で剛直の先っちょを弾いた!)と直感したのだ。

いっぺんに精を放出した畜奴。

畜奴の体も心も、呻き声一つ上げることができずにいた。

結衣は、汚れた床面を一瞥すると、上機嫌になって再び足音を立てはじめた。

15年の歳月を経て再会した、結衣と誠司。

二人は心の裡で、同じ「無断射精:ウィップ300」を想っている。

畜奴はその境遇を自覚しながら、未練そうに結衣の尻を睨むのだった。

前のページへ戻る


お問い合わせ

↑トップへ