かさじぞうさんの作品「せい子第3-1話」

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「授業中に騒いだ罰として校庭を兎跳びで一周するように命じられ、よろよろと兎跳びをしている私のすぐ後ろに、ハイヒールを履き房ムチを手にしたせい子様が付いて来て、私がちょっとでも休んだり、ふらついたりしたら背中にムチの雨を降らせ、転んだりしたらヒールの先端で踏みつけられ、罵倒されたり、蹴られたりする・・・せい子様の授業中に私はそんなことを想像したりしていました・・・」

「ぺッ!」

せい子は、孝一の告白を無言で聞いている間に口の中に分泌されてきて口内に溜まったツバを勢い良く吐きかけてやった。

「昼休みに職員室で、竹刀を置かれた床の上に正座をさせられ、太股の上には分厚い百科辞典を積み重ねて置かれ、脂汗を流して苦しんでいる私を楽しそうに見下ろしながら昼食を終えられたせい子様が、食後におしっこをしたくなり、逆らうことのできない状態の私の口をトイレ代わりに使うというシーンを想像しながら、オナニーをしたこともあります・・・・」

「・・・・ぺッ!」

「電車に乗っての社会見学のとき、何人もの生徒が電車の中で素っ裸にされて、左右の吊り革に両腕を固定されて、宙吊りの状態のまま情け容赦なくムチで打たれ、順番に、せい子様の荒い手付きでなすがままにペニスをしごかれ、何度も何度も果てさせられるというシーンに憧れていました・・・・」

「・・・・ぺッ!」

「せい子様の授業の時はいつもせい子様の唇とお尻と脚ばかり見つめ、授業の後の休憩時間にはいつもトイレに駆け込んで、せい子様が口とお尻と脚で私を責め、せい子様に征服されるシーンを想像しながら、『せい子様、私をあなたの生涯の奴隷にしてください』って願をかけながら毎日オナニーをしていましたし、ウチへ帰ってからも、毎晩、せい子様に支配されることを夢見ながらオナニーをしていました。卒業してから昨日まで、毎日がそんな繰り返しでした・・・・せい子様に征服されることを想像しながらなら、一日に4回や5回のオナニーなんてざらでした・・・・」

「ぺッ!」

せい子は甘いオレンジジュースを飲み込んだり、口に含んだりしながら、その甘さのせいで口内に止め処なく分泌してくるツバを、孝一が告白をひとつし終える度にその顔面に吐きかけていたが、やがて、告白とは全く関係なく、次から次へと分泌されてくる多量のツバを、長い時間をかけて、ゆっくりと、そしてじっくりと孝一の顔へ吐きかけ続けた。孝一の顔面はもう至るところ少しの隙間もなくせい子のツバで埋め尽くされた。それはまるでツバが積もったようで、今にも流れ出さんばかりとなってきたため、孝一は徐々にしゃべることが困難になってきて、やがて、口を開くことすら辛くなってきた。もう告白どころではない。口だけでなく、目も開けていられなくなり、口も閉じ、目も閉じ、鼻で呼吸をしながら、せい子によるツバ責めに耐えた。

せい子は、そんな孝一の状況を心行くまでゆっくりと楽しみ、満足していた。

オレンジジュースの甘い匂いが孝一の顔面を隙間なく覆った。もうお互いに言葉もなく、ただせい子がかなりの長時間に渡って一定のリズムでツバを吐きかけ続けるその音だけが、密室で繰り広げられている二人だけの世界に存在する唯一の音だった。

せい子は、孝一を精神的に奈落の底に突き落とす作業を、時間をかけて、ゆっくりと、そして、たっぷりと、楽しみながら延々と続けた。

「私のファースト・プレゼントとしての愛がたくさんこもったツバ責めはお気に召したかしら?・・・・だったらそのままピクリとも動くんじゃないよ!このタンツボ男!」

孝一のスラックスから引き抜いたベルトをムチ代わりに、孝一の背中に一振りしてそう命じると、せい子は、自分の更衣ロッカーへ、ラバー製の全頭式マスクを取りにいった。このマスクは両目の部分と口の部分はそれぞれアイマスクなどが着脱自由となっており、責め方如何によっては様々なバリエーションが楽しめるようになっている。せい子は、このマスクを、普段は目も口も自由に使えるようになったままで奴隷に被らせており、奴隷がせい子の命令に逆らったりしてせい子を怒らせたときには、その怒りの度合いによって奴隷の目だけを付属のアイマスクで塞いでしまったり、口だけを付属のマウスマスクで塞いでしまったり、あるいは、激怒した場合には目も口も一度に塞いでしまい、散々苦しませた挙句にさらなるお仕置きを前提として奴隷を許す、というふうに使い分けている。

生徒たちへの責めがエスカレートしていくにつれて、せい子の更衣ロッカーは質の高いSMグッズでいっぱいになってきた。

せい子は、さらに、それまで履いていたサンダルから、黒く冷たい光沢を放っているエナメルのブーツに履きかえ、エナメルのスカートを基にしたボンテージファッションで身を固めた。そして、鍵がなければ閉開することができない首輪付の鎖を取り出し、さらに、いろんな種類のムチの中からどれを使おうかと選んでいる。

一方、孝一はといえば、顔いっぱいに積もったかのように吐きかけられたツバが流れ出さないように細心の注意を払いながら、じっと正座を続けたままでせい子がソファーまで戻って来るのを待っていた。ツバは少しずつ乾きつつあった。ベルトで打たれた背中が痛かったが、せい子に反抗しようという気力など、もうほんのかけらほどもなかった。せい子と再会する直前までの普通の人間であった自分とは全く違う、もう、人間としての理性のかけらすら残っていない、単なるせい子の玩具へと成り下がってしまった自分を、孝一は、せい子のツバの香りに包まれながら、嫌というほど思い知らさせたのだった。

選んだムチ、全頭式マスク、首輪、それにデジタルカメラを手に、ブーツのヒールの音をコツコツと響かせながらソファーまで戻ってきたせい子は、上向きのまま半ば放心状態の孝一を満足そうにしばらく眺めた後、惨めこの上ない孝一の姿をデジタルカメラに収め、まだまだ多量のツバが積もったように残りヌルヌルとしている孝一の顔面に、静かに、そしてゆっくりと全頭式マスクを被せた。それから、マスクの上から孝一の頬にスパンキングの雨を降らせると孝一の首に首輪を装着し鍵をかけ、足を縛っていたハンカチを解いた。しかし手はネクタイで縛られたままであった。

「さっきまでは教師と元生徒という関係だったけど、たっぷりと・・・・そう、本当なら7年前にツバを付けておまえを私の物にしたかったけど・・・・卒業してから再会するまでの7年という年月を埋めるだけの分のツバも付けてやったし、これだけのツバを付けてやれば、もうおまえは私の所有物。誰にも渡さないわ。・・・・・おめでとう、まず面接試験には合格よ。取りあえず奴隷として採用してあげるわ・・・・・でも、本当なら少なくとも7年前にこんな関係になるはずだったのよね・・・私たちは7年も損をしてきたわけよね・・・・でも、こうやって再会できたのはきっと相思相愛なんだってことよね・・・・これからは7年分の損を取り戻して、おまえを一日も早く私の完璧な奴隷にするために情け容赦なくたっぷりと調教してあげるからね!」

せい子は裸足にされた孝一の足をブーツのヒールのかかとでキリキリと踏みつけながら、そう宣言した。孝一は、全頭式マスクのラバーの匂いとせい子のツバの匂いに溺れ、快楽に酔いしれながら、夢心地の中でせい子の言葉を聞いていた。

(せい子・第3話・完)

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