かさじぞうさんの作品「せい子第8話」
せい子・第8話「実現した夢の代償」
せい子が主催する英会話学校の準備が整いつつある中で、孝一は、それまで勤めていた会社を辞職し、独立したせい子のマネージャー兼英会話学校の庶務担当者という名目でせい子から雇われることになった。
「雇用契約」とは形だけのものであって、実際は低額な月給であり、名目も「マネージメント」または「秘書」といえば聞こえはいいが、実質的には雑用係に過ぎず、ほとんどは誰もが嫌がるような屈辱的で価値の乏しい仕事を強いられたに過ぎなかった。
また、孝一は転職を機に住まいもそれまで借りていたアパートを引き払い英会話学校が設置されたマンションの中で教室や事務室とは別に宿舎代わりに借りたいくつかの部屋のうちのひとつを貸与された。孝一の部屋へはせい子は出入り自由だった。
孝一に与えられたまだ新しいその部屋は、アパート時代の孝一の部屋に絶えずせい子を意識せざるをえないようせい子が細工し整備した環境と、せい子のマンションにあった調教部屋とを一個所に統合したようなものとなり、せい子としてはこれで孝一を昼夜問わず自分の支配下に置き、常に拘束しておくための環境を確実なものにしたのだった。
孝一の退職劇は寂しいものだった。
もともと組織に必要と言われるような貴重な戦力というわけではなく、他人の尻ぬぐい的な仕事しか処理できず、しかも、せい子との再会後は度重なる無断欠勤や集中力に欠けたことが原因でのミスが多くなり、上層部からもなかば「お荷物」的な存在として扱い始められたところだったということもあり、孝一に対しての引き止め工作などは一切なされず、むしろ退職は大歓迎されたといっても過言ではなかった。
仲の良かった同僚たちの反応も、孝一の表向きの転職理由が「立ち上げたばかりの新しい職場におけるすべてのマネージメントを担当するため」という理由に、ある者は驚き、ある者にはそれを笑い飛ばされる始末だった。
もちろん、せい子と孝一との関係を知る者など誰もいなかったし、孝一が他の組織からヘッドハンティングされたなどと善意に解釈するような者も誰一人としていなかった。
送別会もなされない、転職だというのにまるで負け犬が負い出されるかのような粗末な扱いは、孝一に対し、世の中における孝一の存在価値が無価値なものであることを改めて思い知らせ、悟らせた。
孝一の新しい部屋での初めての調教が終わろうとしていた。
時間や来客を気にすることなく二人だけで構成される世界が今まで以上に優雅にゆったりと展開され、時間に縛られることがなくなった、いや、時間という概念がなくなった二人だけの世界において、今施されている調教がいったいいつ終わるのかも定かではなかった。
せい子への生涯の忠誠の誓いのひとつとして頭をスキンヘッドに剃り上げた孝一のその頭と顔面は、責めに耐える中でかいた汗と当たり前のこととして何度も吐きかけられたせい子のツバとでじっとりと濡れていた。
再会と同時に始められたせい子による調教によって今や理性や誇りのすべてをはぎ取られ、自分の意思や主張を放棄した、まさに一介の「人間玩具」として自分の足元に平伏している孝一の前にゆっくりしゃがむと、せい子は静かに言葉を投げかけた。
「孝一・・・よく頑張ったわね・・・今日はこの程度にしておこうかな。
約束どおり、ご褒美をあげるわ。今日からこの部屋へ置いておくことにした私のブーツやヒールを好きなだけ使って、私が良いって言うまでここでオナニーショウを見せなさい・・・・」
孝一は嬉々とした表情で両手に溢れんばかりに抱えて持ってきたせい子のブーツやヒールを持ってきて、部屋の中央に全部並べた。黒はもちろん、赤やシルバーといった様々な色のエナメルのハイヒールやヒールが尖ったブーツなどが所狭しと並べられた。それらはすべて実際にせい子が履いたことのあるものばかりだった。
お気に入りらしい物はよく履き込まれていて、せい子の足に馴染んでいることを伺わせ、手に取って覗き込むだけで孝一のぺニスは勢い良くいきり立ってしまった。
せい子の足を実際に覆ったことのある数々の宝物が孝一の視界を埋め尽くした。勃起したところで短小の仮性包けいのぺニスがヒクヒクと脈打った。
「今日一日の興奮でおまえの小さなぺニスも限界のようね・・・・いいわ私が見守る中でイキなさい!・・・・さあ、私の前でおまえの本当の姿をさらけ出しなさい!」
せい子は、興奮を隠し切れない視線とぺニスをさらけ出して正座の姿勢のままで指示を待っている孝一の包皮から亀頭が見えかかっている短いぺニスを足で左右に軽く蹴りながら、そう命じた。
せい子のブーツやヒールに囲まれた孝一は、あえぎ声を上げながら片っ端からブーツやヒールに激しく頬擦りをし始め、やがて、それらにキスをし、舌を這わせ、鼻をこすり付けながら匂いを嗅ぎ、それらのかかとや先端部分で自分のぺニスや陰のうを刺激しながら恥も外聞もなく叫び出した。
「私はもう永久にサディストせい子様の所有物!」
「ああ!私はせい子女王様の生涯の奴隷!」
「せい子女王様にツバの海で溺れて果てたい!」
「せい子女王様のお尻に敷かれて潰されたい!せい子女王様のお尻に顔を埋めて果てたい!」
「せい子女王様のブーツで踏まれて、ヒールで蹴られてボコボコにされたい!」
そんな孝一をビデオカメラのファインダー越しに覗き込みながら、孝一の恥も外聞も忘れて自分をさらけ出すその過激さに、時間が経過するにつれて徐々に興奮の絶頂に達していったせい子は、やがてビデオカメラを放り出すと、自分の世界に浸り込んでヒールに頬擦りを繰り返す孝一の背中にムチャクチャにムチをくらわせ、頬にビンタをくらわせ、ところ構わずツバを吐きかけ、やがて陶酔の中で叫びながらも自らの手で包皮を愛撫するかのようにゆっくりとぺニスをしごき始めた孝一の顔面に、自分の下腹部を激しく擦りつけた。
孝一はもうそれだけでせい子の要求がわかり、ぺニスをしごく手を休めると、せい子を愛撫し始めた。
そして、充分奉仕されたと思えるくらいに時間が経過した頃、せい子は孝一に愛撫を続けさせながら、黒いレザーのブーツを履き、愛撫を止めさせた。
せい子から命令されたわけでもないのに孝一は休む間もなくせい子の両脚に何度も何度も頬擦りを繰り返した。
せい子はブーツのヒールで時間をかけて充分に孝一の下腹部を弄び、ブーツに包まれた脚とエナメルの手袋で包んだ手で孝一の身体じゅうをゆっくりと愛撫し続けた後、孝一のぺニスを自分のブーツに擦り付けるように命じた。
そして、命令に従順な、自分の足元で今まさに果てようとしている自分の支配下に置くことに成功したマゾ男を勝ち誇ったような目で見下ろし、その惨めなマゾ男の姿を目でじっくりと楽しんだ後、いつものようにせい子への絶対服従を誓わせながら果てさせた。
「ああ・・・・私はせい子女王様の所有物です・・・・私はもうせい子女王様無しでは生きていけません・・・・奴隷として絶対服従を誓います・・
・どうかこの変態の所有者として私を徹底的に弄んでください!ああ!せい子女王様!」
孝一は、ビデオカメラを構えたせい子の前で、大声で、心の底からの本心として出てくるままの言葉でそう誓いながらしごき、やがて、震えながら果てた。
果てたばかりで放心状態の孝一の顎を掴んで上を向かせると、せい子は舌なめずりをしながら孝一の前にゆっくりとかがみ込むと、だらしなく半開きの状態の孝一の唇に、すでに濡らした自分の唇を押しつけるように重ね、長い時間をかけてじっくりとキスをした。
孝一のぺニスは早くも次の責めを要求するかのように再び起立し始めた。
黒のレザーを身にまとい、厚めの唇をキラリと光らせたせい子は、どんな国の女王よりも美しく、綺麗で、そして冷酷に見えた。
そんなせい子に身も心も奪われ、せい子の思いのままに奴隷として調教されることを、孝一の理性も精神も肉体も拒みはしなかった。
二人の関係は、もう、たとえ神でさえも引き裂くことのできない、後戻りのできない強固なものとなっていた。
事実上、孝一は監禁されているのと同じだった。
今度この調教部屋から出られるのは、せい子がこのマゾ男を心ゆくまで堪能し、十分満足してからになるだろう・・・・・
いつものように出口を閉ざされたこの部屋で、せい子の前に平伏しながら、ところ狭しと並べられたたくさんのブーツやヒールに頬擦りを繰り返しながら、孝一はそう思っていた。
いや、それはむしろ孝一の望みというべきなのであって、孝一の心理としては少しでも長くせい子のそばに平伏すことと、少しでも多くせい子による責めを受けることを切望するようになっていた。
