たかさんの作品 出張の新幹線の中でこんな妄想をば。
先日の出張でこんなことを考えていました。「けいこ」というミストレスのメール調教で飼われている「たか」の妄想というイメージなのですが・・・・
東京駅を出たひかり149号が徐行運転で都内を走る。
左側の窓からは東京タワーが見えた。
「・・とすると、六本木のあたりか。確かセビアンという店があったけど・・。」
SMショ-を売りにしたミストレスのいるバー。
昔、一度だけ行った事があった。
首都高沿いに視線を探したが、やがて、ミノルタ、ヤマハ、東レ・・などの看板のなかに消えていった。
視界をさえぎった上りの新幹線の風圧に驚きながら、次に目に飛び込んだのは
落ち着いた雰囲気のあるマンションだった。
大きな樹木のある公園隣に、こげ茶色のレンガに包まれたその建物は、どこか時間の隙間という印象を感じさせる。
これから大切な商談を控えているというのに、僕は何を考えているんだろう。
・・・やれやれ・・という気分だ。
だが、決して憂鬱な気分ではない。むしろ胸踊るようなトキメキの感覚だ。
前の座席には、上司と部下らしい二人が、物件の納期について論じ合っている。
「・・・だから、先方は8月には入れてくれって言ってるんだろ?。」
「はい。ですが工場からは無理だと・・・。」
「無理だって?誰が言ってるんだ?この前の会議では工場長がOKと・・・。」
僕にとっては、当たり前過ぎるような日常が目の前で演じられている。
思わず自分を見ているようで「・・はいはい。ご苦労様・・。」
なんてつぶやいてみた。
「アイスコーヒーにぃ、サンドイッチでございまぁ~す。」
車内販売のお姉さんの声がやたらと響く。
「ミルクとお砂糖は、お付け致しますか?。」そう言ってる。
そんな言い方は、今は、なにか違和感がありますね。
こんなのどうかな?
「あたくしの唾を混ぜて差し上げるわよ、・・ぺッ!。」
「あたくしの汚れた靴を舌できれいに舐め取りなさい。ご褒美にアイスコーヒー
を飲ませてあげるわ。口に含んで吐き出すから、床に這いつくばりなさい。」
「アイスコーヒーが飲みたかったら、ひざまづいてごらんなさい。」
・・・・なんて言ったらおもしろいのになぁ。そんなことを思った。
横を通り過ぎるお姉さんに
「あのぉ、アイスコーヒーとアナルバイブ下さい。
あっ、それとSMスナイパーを一冊ね。」
・・・・心の中で、そう言ってみた。
さあ、目を閉じて、さっきのマンションに想いを戻そう。
名古屋までの2時間弱、けいこ様と過ごしましょうか。
連日のメール調教で、けいこ様なしでは居られなくなってしまったのですから。
802号室のドアを開けると、ラベンダーの香りが漂っていた。
アロマセラピー効果で、やすらぎだったかな。
部屋の奥からは、タバコの煙が塊となってゆっくりとこちらに向かって動いてきた。きっとドアを開けたせいだろう。
「たかね?遅いわよぉ、もう!。」
優しいトーンのなかにも厳しい響きのある声が出迎えてくれた。
ベランダのある奥の部屋は、うす曇の天候そのままに静かな空間だった。
藤のソファーには、声の主が高級シルクのチャイナドレスで、脚を組んでいた。
腰のあたりまである深いサイドスリットからは、黒い網タイツが露わに覗く。
「たか!ここではそんな格好、許さないわよ。」
そう言って視線をベランダの方に送った。
見ると、ベランダの物干しには、黒い下着と短いベルトが吊るしてあった。
「お待ちなさい!ここで脱ぐのよ。」
けいこ様のすぐ目の前で、今すぐスーツを脱げということらしい。
厳しい視線が僕の目を捉えたまま、短く言った。
ヘビに睨まれたカエルとは、こんな心境なのかと思いながら、ゆっくりと上着を
脱いだ。視線をはずすことなく、ネクタイを緩め、Yシャツのボタンを手探りで
はずしていく。
はずすベルトの金属音のなかに、「薄紫のルージュ、口元が綺麗だ。」と思った。
「全部よ。すべて脱ぐのよ。」その綺麗な口元が動いた。
靴下、肌着、パンツの順に全裸になった僕は、心地よい鼓動をさせて立っていた。
僕の表情を読みとるかのように顔を見つめていた視線がはじめて動いた。
首・・胸・・お腹・・股間・・脚へと降りていく視線。
・・そしてまた股間へと戻したまま、数回のまばたきを繰り返した。
「思ったとおりね。いやらしそうなモノをしているわ。」
険しかった表情を緩めながら、優しいトーンの声が部屋に響いた。
「さあ、早くなさい。」再びベランダに向かって目配せを送る。
この全裸のまま、ベランダに出ろと言うのか?
改めて自分の恥ずかしい姿を実感した。
なぜだろう?・・・嬉しかった。
僕は笑顔でうなづいて、サッシを開けて外へ出た。
樹木の向こうから笑い声がした。
一瞬ギクッとしたが公園に子供連れで集まった主婦たちの談笑だとわかった。
澱んでいた部屋の空気とは一転、涼しい風を全裸に感じた。
短いベルトと思ったものは、よく見ると首輪だった。
革の端には太い針のようなものでキズつけた「Mたか専用」という文字が刻まれている。
けいこ様の愛情を強烈に感じた。
あまりの嬉しさに後ろを振り返った瞬間、いじわるそうな表情のチャイナドレス
が小走りに駆け寄って来ていた。
そして、「コロコロ・・スー・・ガチャン。」重いサッシは内側から鍵をされた。
「・・・?」という表情の僕。
オーバーなアクションで指差して笑うけいこ様。
防音サッシの内側では、「ぎゃはははぁ!」という笑い声が想像つく。
大袈裟なアクションで笑う合間に、まるでストリップダンサーのようなジェスチャーを織り交ぜて合図を送ってくる。
黒い下着が吊るされた物干し場で、全裸のまま首輪を片手に立ちすくむ僕。
ノドをのけぞらせて唇を舐め回す魅力の表情。
胸を揉みしだきながら、股間に手を伸ばして腰をくねらせるジェスチャー。
吸い込まれそうなほど淫らだった。
その意図を理解した僕は涙が出そうだった・・・・・ここでオナニーをしろというのだから。
うなだれて落とした僕の視線に飛び込んだのは、「Mたか専用」の文字だった。
直線的なキズの文字を見ていたら突然、勇気が湧いてきた。
「わかりました、けい子様。どうぞ僕の恥ずかしい身体をお楽しみ下さいませ。」
ゆっくりと、口を動かして伝えた。
首輪を装着すると、ぴったりのサイズだった。
けい子様の穿き古した女性物のTバックからは、勃起したペニスが半分以上こぼれ出てしまっていた。
両足を開いて、レシーブの体勢をとる。
目を細めながら、舌をゆっくりと舐めまわしてみた。
腰をまるくグラインドさせながら、こぼれ出たペニスを手で包み込む。
ベランダの物干しロープをつなぎ直して、股間にまたいでもみた。
お尻に食い込むロープの感触がマゾスティックな快感を呼び起こしてくれる。
腰を突き出してみたり、今度はお尻を突き出してみたり・・・。
時折地鳴りが響いてくる。すぐ近くの新幹線だ。
1両あたり、15列xA~E席x16車両=1200人、左半分としても600人の目には、全裸で身体をくねらせるベランダの男は、異様に映ることだろう。
あれから、上下線併せて10本の列車が通過しただろうか。
部屋の中からは、暖かい目で見守ってくださるけいこ様がいる。
「もっとよ、もっと激しく。」そう合図するジェスチャーをつづけている。
深いスリットの脇から忍ばせた手が動いているのがわかりますよ、けいこ様。
おいで、おいでと手招きをしてサッシに近寄ってくる。
「はぁ・・。」と息を掛けて曇ったガラスに「カワイイ」と書いてくださった。
そのガラスに僕は顔を押しつけて、舌を這わせる。
ガラスの内側からも舌を返してくださるけいこ様。
防音ガラス越しに熱いキッスを交わしながら、精液を吹き上げていた。
・・・・ふと、気づくと名古屋まであと5分だ。
さて、お仕事がんばろうか(笑)
